『高配当株と円安株で月15万円稼ぐ! 億り人がやっている(秘)投資法』から学ぶ、これからを生き抜く投資術

『高配当株と円安株で月15万円稼ぐ! 億り人がやっている(秘)投資法』から学ぶ、これからを生き抜く投資術
嶋村吉洋
ワクセル
ワクセル 嶋村吉洋
嶋村吉洋 朝日放送
嶋村吉洋 大株主
朝日放送
相場師朗

(相場師朗、嶋村吉洋ほか著:高配当株と円安株で月15万円稼ぐ!億り人がやっている(秘)投資法)

景気の先行きが読めない時代、円安や物価上昇のニュースを見て「自分の資産は大丈夫だろうか」と不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
そんな今だからこそ注目したいのが、『高配当株と円安株で月15万円稼ぐ!億り人がやっている(秘)投資法』(宝島社)です。

この本では、円安・インフレ・株価の下げ相場など、いわば“逆風”の環境でも「高配当株」と「円安に強い株」を組み合わせ、月15万円ほどの安定収入を目指す投資戦略が紹介されています。
登場するのは、1億円以上の資産を運用する経験豊富な“億り人”投資家たち。
実践に裏打ちされた知恵が詰まった一冊です。

著者の中には、ワクセル主催者であり、サイバーエージェントや朝日放送の大株主としても知られる嶋村吉洋さんの姿もあります。経営・投資・教育といった多方面にわたる視点を持つ彼の考え方は、単なるお金儲けにとどまらず「人生をどう設計するか」という哲学へとつながっています。

また、もう一人の著名な執筆者が相場師朗(あいば・しろう)さん。
「株は技術だ!」というキャッチコピーで知られるベテラン投資家で、チャート分析や建玉管理など、職人のような緻密な投資手法を追求しています。

この本では、そんな嶋村さんや相場さんをはじめとする投資家たちの考え方や、どんな局面でもブレない“投資の軸”を学ぶことができます。

株は一攫千金ではなく、安全第一

嶋村吉洋
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嶋村吉洋 朝日放送
嶋村吉洋 大株主
朝日放送
相場師朗

株式投資というと「短期間で儲けたい」「一気に資産を増やしたい」というイメージを持つ人も少なくありません。
しかしこの本で語られているのは真逆のスタンス。億り人たちは“安全に稼ぐ”という一点を徹底しています。

高配当株で“毎月の家賃”をつくる

高配当株とは、企業が毎年支払う配当金が高い銘柄のこと。値上がり益を狙うのではなく、配当という“定期収入”を得ていくスタイルです。
著者たちはこの「配当金を生活の柱にする」発想を大切にしています。
株価が上がらなくても、毎月コツコツと配当が入る。
それはまるで“自分だけの家賃収入”をつくるようなもの。
リスクを抑えながらも、安定したキャッシュフローを築くという考え方です。

円安株で“世界の流れ”を味方につける

次に注目すべきは「円安に強い株」。
円安が進むと、海外で利益を上げている企業は円換算で利益が増える傾向があります。
たとえば、トヨタや三菱商事のようなグローバル企業がその代表です。
日本にいながら、世界経済の流れを味方にする。これはまさに「日本円だけに頼らない投資」の第一歩です。

この本では、為替の変動も恐れるのではなく「どうすればその流れを取り込めるか」を学ぶ姿勢を説いています。
つまり、“円安はピンチではなくチャンス”という逆転の発想です。

無理をしない資金設計と分散の知恵

億り人たちは皆、口をそろえて「無理のない資金で始めること」を強調しています。
投資資金は生活費とは切り分け、余剰資金を使うことが大前提。
さらに、1つの銘柄に集中せず、業種や為替の影響が異なる複数の企業に分散投資をすることでリスクを軽減します。

また、配当金が減っても慌てずに保有を続け、景気回復を待つ「長期保有の姿勢」も重要なポイントです。
投資をギャンブルではなく「再現可能な技術」として扱うこと。
ここに相場師朗さんの「株は技術だ!」という哲学が生きています。

地道に、それでも確実に稼ぐ

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嶋村吉洋 大株主
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相場師朗

仕事でも投資でも共通して言えるのは、“焦らず・慌てず・積み重ねること”。
本書で語られる考え方は、単なる株式投資のノウハウではなく、これからの時代を安定して生き抜くためのマインドセットでもあります。

たとえば、

  • 「安定収入を増やしたい」
  • 「予測困難な時代に備えたい」
    そんな方には、この本の「配当を安定収入源にする」「環境変化を味方につける」という発想がヒントになります。

株だけでなく、仕事でも“自分のスキルを配当化する”ような意識が大切です。
資格、知識、人脈など、自分の中に眠る資産をどうやって収益につなげるか。
それを考える視点は、まさにこの本が教えてくれる投資家の思考法と共通しています。

そして何より重要なのは、

「目標を明確にする(月15万円)」
「無理のない原資で始める」
「リスク管理を怠らない」

この3つ。
どれも当たり前のようでいて、実践するのは難しいものです。
しかしこの本を読めば、億り人たちがどんな環境でもブレずに結果を出している理由が見えてきます。

これからの時代、大切なのは「どれだけ稼ぐか」よりも「稼いだお金をどう使うか」「どう守るか」。
働いて得たお金をただ貯めるのではなく、少しずつでも増やし、人生にゆとりを生む。
そんな資産との向き合い方を、この一冊から学べるはずです。

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