
2025年5月8日、コンクラーベによってロバート・フランシス・プレボスト枢機卿が新たなローマ教皇に選出されました。
バチカンには各国首脳から祝意が寄せられ、ローマは新教皇の誕生に沸き立つ一日となりました。
そんなコンクラーベを舞台にした名作ミステリーが、2000年代に話題を呼んだのを覚えている方も多いのではないでしょうか。
ダン・ブラウン著『天使と悪魔』は、バチカンでコンクラーベが行われている裏で蠢く陰謀を、宗教象徴学者ロバート・ラングトン教授が追う、緊迫感あふれるミステリー小説です。
映画化もされましたが、謎解きの臨場感や深く入り組んだ陰謀の構造は、やはり原作小説ならではの魅力です。
著者ダン・ブラウンは、1冊の執筆に数年をかける綿密な取材でも知られ、読後には他に代えがたい満足感を味わえる作品となっています。
そんなブラウン氏の最新作『The Secret of Secrets』が、2025年9月に刊行予定と発表されました。
主人公は引き続きラングトン教授。卓越した知性で、今度はどのような謎と対峙するのか、今から期待が高まります。
新作を迎えるこのタイミングで、改めて『天使と悪魔』を手に取り、バチカンを巡る極上のミステリーに浸ってみてはいかがでしょうか。