「過去の常識にしがみつくな。その船は、もう沈む。逃げろ。」
今回は、人気お笑いコンビ「キングコング」としても有名な西野亮廣さんの著書である『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』を紹介したいと思います。
新しいことに挑戦してみたいけれど、なにをしていいかわからない。
自分の仕事の将来性が心配という人に、ぜひ手にとっていただきたいです!
西野さんは芸人だけでなく、絵本作家や実業家としても活躍中。
私は以前まで、姉が西野さんの顔がタイプといっていたのでモテるんだろうなとか、「西野さん、今日も炎上してるなぁ」ほどにしか興味をもっていなかったです。笑
私は20代後半にさしかかり、
「今の仕事も好きだけど稼ぎも多くはないし、漠然とこのまま仕事をしていていいのだろうか。年金がももらえないかもしれないし。。」と考えていました。
そんなときに、尊敬している先輩におすすめされてこの本を手にとりました。
読んでみると、将来のために今行動せねば!と気持ちを掻き立てられる1冊でした。
西野さんは著書のなかで、”過去の常識にしがみつくな。その船は、もう沈む。逃げろ。”
と書いています。
昔の働き方やお金の常識にとらわれず、時代の変化に順応すること、行動することの必要性を語るこの本。
時代が急速に変化しているからこそ、将来の自分のために働き方を見直さないといけないなぁ。今、20代のうちにこの本を読んでいてよかったと心の底から思いました。
さっそく、紹介してきます。
「お金を稼ぐな。信用を稼げ。」お金とは信用を数値化したものだ。
西野さんは絵本『えんとつ町のプペル』の制作にあたり、クラウドファンディングでなんと、約5,650万円をつくりだしました!
集まったお金は、西野さんの知名度とは関係なく、信用で勝ち取ったものと語っています。
有名人がクラウドファンディングを使えば、知名度ですぐ資金なんて集まると思っていましたが、著書のなかでも語られていますが、有名だからといってうまくいくことばかりではなかったようです。
そのためにも、西野さんは、メディア等で「嘘をつかない」と徹底的にファンとの信頼関係を築くことを重要視されていたとか。
また、西野さんは「これから物質やサービスでもなく、個人の信用そのものとなる職業が世に出てくる。」と語っております。
古い常識にとらわれず、わたし自身も時代の変化に合わせて、働き方を変えていく必要があるのかと考えさせられました。
「行動することに、勇気はいらない」情報収集の徹底が行動につながる
西野さんは”行動することに、勇気は必要ない。説明できてしまう事柄に「勇気」は必要ない。”とおっしゃっています。
勇気がないから行動しないという人は多いけれど、それは情報を知らないだけ。
西野さん自身。大胆な行動力は、綿密な情報収取がカギとなっているようです。そんなエピソードがこちら。
西野さんの著書『えんとつ町のプペル』は2019年の5月に40万部の売上を叩き出しました。そして、そんなベストセラー本の全ページを無料で公開、さらには著作権を放棄という、大胆な行動に。
この西野さんの行動に対して、世間からはクレームや批判の嵐だったそうです。ですがその結果、アマゾンの総合売上ランキングで1位をとり、当時23~24万部の発行部数を31万部まで跳ね上げたとあります。
常識的に見ると、「絵本の内容を無料で全公開したら、売れなくなるのではないか?」とか、「著作権を放棄して悪用されないか?」と思ってしまいます。
ただ、その裏には緻密なリサーチがあり、とにかく情報収集を徹底したうえで勝負に出たそうです!
たしかに、昔できなかったことも知識が増えるとできるようになった経験ってありますよね。
子供のころひとりで乗れなかった電車に今乗れているのは、勇気を手に入れたからではなく「電車の乗り方」という情報を得たからだと、著書のなかで例えています。
そう考えると、行動を起こすことに、必要なことは勇気よりも情報。
1歩踏み出すことが軽くなる気がしますね。
結果を出すためには、必要なのは才能ではなく努力。
”努力量が足りていない努力は、努力でないし、「この努力は本当に正しいのか?」と疑うことをサボり、時代にそぐわない間違った努力をしていたら、それもまた努力ではない。”
ー『革命のファンファーレ』より引用
正直、この本を読むまでは西野さんの知名度だけで、「才能や知名度があるから成功したんだ」と決めつけていました。
仕事でも上手くいかないとき、「自分には才能がないから」と諦める言い訳をしていたときもありました。
(やらない理由を並べるのは簡単で楽ですよね。)
正しい方向性で、形にするまで努力する!
努力することに才能は必要ない。長い人生を生きていくうえでは、大切な価値観だなと感じました。
自分の人生、妥協せずにいこう。
未来の自分のために行動をしてみようと、奮い立たされる1冊です。
ぜひお手にとってみてはいかがでしょうか。