人生を豊かにする学びの大切さ「拝啓、諭吉様。もし現代の若者が『学問のすすめ』を学んだら」

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(永松 茂久 著;拝啓、諭吉様。もし現代の若者が『学問のすすめ』を学んだら )

わずか3坪のたこ焼き屋を、年4万人の来客を迎える大繁盛店にした経験と実績をもとにした人材教育術から本の執筆、講演会で活躍する永松茂久氏。
こちらのブログでも永松茂久氏の本は何度かご紹介しています。

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永松茂久氏の故郷である大分県中津市は、『学問のすゝめ』の作者・福澤諭吉の出生地でもあります。
地元のヒーローである福澤諭吉の教えを本にしたのが「拝啓、諭吉様。もし現代の若者が『学問のすすめ』を学んだら」です。

小説仕立ての内容となっており、中津市出身の迷える若者が福沢諭吉の幽霊と出会いを通じて、学びとは何かを知るというストーリーになっています。

学ぶか、学ばないか

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「拝啓、諭吉様。」では主人公である中津の若者・中西元が『学問のすゝめ』の有名な一説、「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」の意味を知るところから始まります。
福沢諭吉の幽霊からこの一説の意味は、「学ぶという権利の平等」であること知ります。

1. 学ぶことで自由と自立を手に入れられる

『学問のすすめ』が説く「学ぶことは自立すること」という理念は、今の時代にも色褪せません。
むしろ、『学問のすすめ』が書かれた時代より大切な考え方になっています。

現代社会では、情報があふれ、価値観も多様化する中、自分で考え、判断し、選択する力が不可欠です。
学びを通じて知識やスキルを得ることで、他人や社会に流されず、自分の人生を主体的に生きる力が育まれます。
単なる就職や収入のための勉強ではなく、「自分の意思で生きる」ための土台としての学問が、現代の若者にとっても自由と自立の鍵なのだと、物語の中で中西青年は福沢諭吉から学んでいます。

2. 身分や環境ではなく、努力が人をつくる

福沢諭吉は、武士や商人といった身分にとらわれず、努力と学びによって人は平等に成長できると説きました。
現代風に置き換えれば、家庭環境や経済状況による格差がに捕らわれずに学ぶことが大切だ、となるでしょう。

「学ぶ意志」があれば、どんな背景の人でも可能性を切り開けるというメッセージは、社会的ハンディを抱える若者へ福沢諭吉からのエールです。
努力によって自らを変えることができるという希望が、『学問のすすめ』から力強く伝わってきます。

3. 個の成長が社会の進歩につながる

『学問のすすめ』では、個人が教養を高めることで、国家や社会全体が豊かになると説かれています。この考え方は、個を重んじる現代においても大切な考えです。

一人ひとりが知性と判断力を持ち、主体的に行動できるようになることで、健全な議論や社会的合意が育まれます。
個々人の成長が、社会全体の成熟や進歩を支えるのです。
自分のための学びが、やがて社会の未来をつくる——その循環を若者が意識することは、これからの時代においてますます重要になるでしょう。

学ぶことが、人生を豊かにする

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物語では福沢諭吉の教えを通して中西青年が自分の未来を考え成長する様子が描かれています。
作者の永松茂久氏は人材教育論に定評のある実業家です。
嶋村吉洋氏が主催するワクセルのトークセッションをはじめ、数々のメディア媒体からこれからの日本を支える社会人に自身の考え、信念を伝えています。

一人一人の成長が、きっと世の中をよくすることにつながる。
そして、個々の成長は自分の理想を掲げ、それに向かい努力する決意から始まります。

今この時から理想を掲げ、それにむかって努力・勉強して励め!
「拝啓、諭吉様。もし現代の若者が『学問のすすめ』を学んだら」からはそんなエールが聞こえてきます。
この春、「拝啓、諭吉様。もし現代の若者が『学問のすすめ』を学んだら」を読んで新たに自分の学びをスタートしましょう。

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