文武両道の秘訣は疲労回復「スタンフォード式 疲れない体」(後編)

文武両道の秘訣は疲労回復「スタンフォード式 疲れない体」(後編)
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スタンフォード式 疲れない体 : 山田 知生: サンマーク出版 より

前回の記事(「スタンフォード式 疲れない体」(前編))では、スタンフォードがスポーツ強豪校として君臨する秘密は疲労回復であること、そして疲労の正体についてご紹介しました。

今回の記事ではスタンフォードのアスレチックトレーナーが実践する、疲れに強い体を作るIAP呼吸法についてご紹介します。
実践を通して疲れに強い体を作っていきましょう!

体のあらゆるダメージをケアするIAP法

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「Inture Adbominal Pressure」、略してIAP。
日本語では「腹腔内圧」と訳されます。
呼吸により体のバランスを整え、疲れに強い体を作ることをさします。
体の圧を高めることにより中枢神経や自律神経を整え、疲れに強い体にすることができるのです。
「スタンフォード式 疲れない体」(前編)では体のい疲労の正体は体の歪みであることを記載しました。

IAP呼吸法を実行することにより体の中心を整えるために用いられます。
呼吸により体の姿勢をベストポジションにすることにより、疲れに強い状態にする効果があるとされています。
スタンフォードではあらゆるスポーツや、症状などに対し共通して実践し、運動後の体のケアや怪我の防止のため有効な手段の一つと活用されています。

体のバランスが崩れると、疲労は大きくなる、だからこそIAP呼吸法に体を整えれば疲労や怪我の防止につながるのです。

IAP呼吸法の実践方法

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それではIAP呼吸法を実践してみましょう。
IAP呼吸法を一口にいうと、腹腔の圧を意識的に高める呼吸法になります。
これは通常の腹式呼吸とは違い、息を吸う、吐くに関わらずお腹の圧を高めていくことを意識して行います。

方法としては通常の腹式呼吸と同じく、肩を挙げずにお腹に空気を入れるイメージでゆっくり息を吸い、そして吐きます。
息を吸うときはお腹を膨らませず、外側に向く圧力を抑え込みながら息を吸います。
逆に息を吐くときは、お腹の内側に向かう圧に逆らいお腹が凹まないようにキープするのです。
きのとき、体内にある横隔膜が上下を意識しましょう。
体内の圧力が高まることを感じ取れるはずです。

IAP呼吸法の5つのメリット

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IAP呼吸法には5つのメリットがあると言われています。

IAP呼吸法の5大メリット
 ・腹圧が高まり、体幹と脊柱が安定して強いコアができる。
 ・正しい姿勢が取れるようになり、無駄な動きがなくなり、疲れにくくなる。
 ・中枢神経が整い、末端まで正確に指令が届き、カラダの負担が減る。
 ・交感神経が優位になりやすい自律神経が整って疲労が軽減される。
 ・ホルモンバランスが整い、深い眠りが取れるようになり、疲労回復に役立つ。
(参考:Tarzan 「バテ知らずの疲労回復メソッド、スタンフォード式呼吸法」

日常の生活に取り入れるのであれば、仕事のお昼休みや就寝前に行うのがおすすめです。
体のパフォーマンスが向上すれば、仕事の質やプライベートの過ごし方にも良い影響が期待できます。

「スタンフォード式 疲れない体」には今回ご紹介した以外にも、疲れに関する知識や予防方法について書かれています。
読み、実践することで健康でハイパフォーマンスの体を手に入れ、仕事も私生活もより一層充実させていきましょう。

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