スタンフォード式 疲れない体 : 山田 知生: サンマーク出版 より
スタンフォード大学といえば世界大学ランキングでも3位に入る名門中の名門大学です。
一方で多くのプロ選手を輩出することで知られる究極の文武両道の大学でもあります。
スタンフォード出身から多くの選手がオリンピックでメダルを獲得し、メジャーリーグやアメリカンフットボールのドラフト候補者が多く在籍します。
頭も体もハードに鍛え上げる秘訣は、『疲れの解消方法』にあるといいます。
今回は、そんなスタンフォード大学の疲労回復について記された山田知生氏の著作『スタンフォード式 疲れない体』をご紹介します。
スタンフォード式、疲労との向き合いかた
著者である山田知生氏はスタンフォード大学のスポーツ医局でアスレチックトレーナーとして働いていました。
学業もスポーツも世界最高峰を極めるスタンフォードでは、将来ある学生たちが自身の最高のパフォーマンスを発揮できるよう、プロフェッショナルであるトレーナーのチームが存在するのです。
彼らの役目は「予防」にあり、疲労からくる故障や怪我を未然に防ぎます。
疲労を最大限の効果で回復させ、常にハイパフォーマンスを発揮できる体を維持した結果が、スタンフォードの文武における世界最高峰の地位を確立しました。
このブログを読むみなさんも、仕事にプライベート充実した日々を送る方ばかりかと思います。
そんな日々を過ごす中で、体に溜め込まれた疲労は日常のパフォーマンスを下げる死活問題。
『スタンフォード式 疲れない体』で疲労の正体を理解し、最高の回復メソッドを実践しましょう。
疲労=筋肉の疲れだけではない
『スタンフォード式 疲れない体』ではまず疲労の正体について語られています。
オーバーワークでコンディション不良になったバスケチーム、体の張りが取れず日々の練習の効果がでない水泳選手、長いイニングになると疲労に襲われる野球のピッチャー。
本書では疲労により本来の力が発揮できなくなった選手の事例から、疲れとパフォーマンスの関係性について語られています。
ここで語られる疲労とは、スポーツが運動により体の乳酸が貯まることで発生する状態のことではありません。
むしろ、われわれ普通の生活を送る現代人が抱える疲労とも、根本的な原因は同じです。
山田知生氏は『疲労とは、「筋肉と神経の使いすぎや不具合によって体の機能に障害発生している」状態のこと』だと考えてきました。
その考えのもと、さらにこの神経の働きを乱す大きな原因として歪んだ体の姿勢にあるとしています。
つまり、この体の歪みを改善する習慣により疲れの予防が期待できると言います。
記事の後半でご紹介する、体の歪みを予防するIAP方式で疲れを予防できる体を手に入れましょう!