「もしかして となりの親子は里親子?」から里親という選択肢を考えた

「もしかして となりの親子は里親子?」から里親という選択肢を考えた

今回は読んで衝撃を受けた、原 牧子さんが企画した「もしかして となりの親子は里親子?」という本を紹介します。この本は、里親という制度の現実を分かりやすく教えている本です。私たちが何気なく目にする家庭や親子関係、そしてその裏側にある複雑な背景を知ることで、私たち一人一人が抱くべき責任について考えさせられました。

こちらの本は、里親制度が抱える現実と、里親として子どもたちを迎え入れる過程を描いた物語を、漫画を中心に表しています。里親と養子、そして里親子として生きる子どもたちの心の部分に焦点を当て、物語の中で、家庭環境に問題を抱えた子どもたちが、里親のもとで新たな家庭を築いていく様子が描かれます。しかしその過程は決して平坦な道ではなく、子どもたちは心の中に葛藤や寂しさを抱えながら、新しい親子関係を築いていく姿が印象的でした。

リアルを描けているのは、企画者の原さん、著者の三輪清子さん自身が里親経験者であることが大きいと思います。本サイトでも何度か紹介しています、投資家で映画プロデューサーの嶋村吉洋さん主催「ワクセル」のコラムには、実際に原さんがこの本を出版しようと思った経緯が掲載されています。

原さんの里親子の認知度を上げたい想いに共感された方々により作られた本だからこそ、存在を受け入れ、きちんと理解する必要性をより感じます。

今回こちらの本を読んだことで、私自身の描く家族のかたちにひとつ里親子が加わりました。そして、里親という選択肢の背後にある深い思いと責任について改めて考える機会を得ました。私たち一人一人が、子どもたちにより良い未来を提供するためにできることが何かを考えていくことが、今後の社会にとって非常に重要だと感じます。読みやすい本なので手に取ってみるのがその一歩となるのではないでしょうか。

もしかして となりの親子は里親子⁉ ―里親家庭10組の、おとなと子どもの物語― | 三輪 清子, わたなべ としえ |本 | 通販 | Amazon

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