熊本県の人気キャラクター、くまもん。
くまもん誕生の裏側には、熊本県知事蒲島氏の「皿を割ることを恐れるな」のモットーがありました。
– 皿をたくさん洗う人は皿も割るが、それを恐れると、洗うことをしなくなる。様々な課題に挑み続ける行政の現場においては、リスクを恐れず、創意工夫を重ねる姿勢こそが重要です。私はいつも職員に「失敗を恐れずチャレンジしよう」と伝えています。-
(参考;熊本県職員採用ガイド)
ハーバード大学卒業という押しも押されぬエリートの経歴を持つ蒲島知事ですが、高校時代は220人こいの中で200位の成績だったといいます。
農協職員として勤務するも肌身に合わず、消化不良の生活を歩んでいました。
その人生を変えたのはアメリカへの研修。
農業従事者などを対象としたアメリカ研修のプログラムに参加。
農奴のような生活の中、勉学の面白さに目覚めます。
その後の華々しい活躍は、まさに皿を割ることを恐れずにアメリカの地へ赴くという挑戦から始まっていたのではないでしょうか。
蒲島氏のこのときの挑戦がなければ、高校時代200位の成績だった少年がハーバードで学ぶことも、またご当地キャラクターの代表であるくまもんの誕生もなかったでしょう。
間もなく新年度が始まる季節です。
蒲島知事の足跡をヒントに、「皿を割ることを恐れるな」の精神を育み、新たな挑戦をはじめましょう。