
(嶋村吉洋著『人生100年時代を生き抜くための億万長者のコミュニティ資本論』)
人生100年時代――。
この言葉を耳にする機会が増えました。
長寿化が進む現代では、60歳・65歳で定年を迎えても、そこからなお数十年の人生が続きます。
その長い人生をどう豊かに生きるか。そのヒントを教えてくれるのが、ワクセル主催者・嶋村吉洋さんの著書『人生100年時代を生き抜くための億万長者のコミュニティ資本論』です。
本書では「コミュニティ=資本」という新しい視点で、これからの時代を生き抜くための考え方を体系的にまとめています。
「お金」や「スキル」だけでは測れない、“人とのつながり”こそが真の資本であるというメッセージが貫かれています。
コミュニティが資産になるという考え方

一人でできる仕事は、実は何ひとつありません。
企画を進めるにも、商品を作るにも、誰かの協力や信頼関係が必要です。だからこそ「コミュニティ=資産」という考え方が重要になります。
たとえば仕事のつながりから新しい案件を得たり、仲間の紹介でビジネスの機会を広げたり。
それらはすべて「人とのつながり」が生み出す成果です。
また、アメリカの大学の研究によれば、孤独な人ほど認知症の発症リスクが高まるというデータもあります。
つまり、コミュニティは仕事の成功だけでなく、心の健康を守る意味でも欠かせない資産なのです。
本書ではその理論を、心理学・経済学・実例を交えながらわかりやすく解説しています。
読み進めるうちに、「なぜ人とつながることが“生きる力”になるのか」が見えてくるでしょう。
AIの時代、コミュニティの形成力が問われる
AI技術の進化により、多くの仕事が自動化されています。
データ入力や事務作業など、人の手を必要としない仕事が次々とAIに置き換えられています。
そんな時代にこそ、AIでは代替できない力が求められます。
それが「コミュニティを創る力」です。
人と人とをつなぎ、信頼を育て、価値を共有する。
これは機械にはできません。AIが得意なのは効率化や分析ですが、「共感」や「信頼」といった人間らしい要素は再現できないのです。
つまり、AI時代を生き抜く鍵は「誰と、どうつながるか」。
この本は、まさにその問いに答える内容になっています。
自分の支えとなるコミュニティをつくる
著者が繰り返し強調しているのは、「単なる人の集まり」ではなく「お互いを応援しあえる関係」を築くことの大切さです。
つまり、自分を理解し、背中を押してくれる仲間がいること。それが本当の意味での“資本”になります。
実際、ビジネスで成功している人の多くは「人的資本」を上手に築いています。
人との信頼関係を土台に、情報・お金・チャンスが自然と集まってくる。
そうした循環を生み出すのが、強いコミュニティです。
価値観があう仲間の大切さ
では、どうすればよいコミュニティを築けるのでしょうか。
その答えは「数ではなく、質」にあります。
SNSでフォロワーが何万人いても、実際に助け合える関係でなければ意味がありません。
大切なのは、価値観を共有できる数人の仲間を持つこと。
たとえ3人でも、本音で語り合え、信頼できる仲間がいれば、それがあなたの人生を支えるコミュニティになります。
本書では、そうした“価値観をともにできる人”をどう見つけ、どう育てていくかについても、実例を交えながら紹介されています。
まとめ

いかがでしたでしょうか。
『人生100年時代を生き抜くための億万長者のコミュニティ資本論』は、これからの時代をどう生きるかを考える上で欠かせない一冊です。
本書では、「コミュニティこそが資本である」という考え方が、具体的な事例とともに語られています。
心の豊かさを育むだけでなく、仕事の成果にも直結する内容です。
特に印象的だったのは、フリーランスのエンジニアがコミュニティの力で仕事の幅を広げ、安定した収入を得たという実例。
スキルだけではなく、「誰とつながるか」で人生が変わることを実感させられます。
お金持ちである前に、「人持ち」になること。
この本は、その第一歩を教えてくれる一冊です。
ぜひ手に取って、自分の人生を支える“コミュニティ資本”を築くヒントを見つけてみてください。