『キングダム』から学ぶ、最強のリーダーシップとチームマネジメント!
今回は伊藤羊一氏の著書『キングダム 最強のチームと自分をつくる』をご紹介します。
原作である原泰久氏の『キングダム』は大好きな作品なので、ずっと愛読しています。『キングダム 最強のチームと自分をつくる』があまりにも良すぎて、すぐにマンガ『キングダム』の2周目に突入しました。
読んだことがない方へ簡単に内容をお伝えすると、
下僕の身分である主人公「信」が、秦国の大王「嬴政(エイセイ)」と共に中華統一を目指す物語です。
マンガと書籍を同時に読んでいるのですが、魅力的なキャラクターや白熱するストーリー展開に興奮を抑えられず、寝不足の日々が続いています。
たくさんお伝えしたいことがあるのですが、本書を通して学んだ、主人公「信」の人間性から学ぶリーダー像、チーム力、牽引力をお伝えしていきます。
人がついてくるリーダーは、仲間を想い、最前線で戦うリーダー
人がついてくるリーダーの例として「信」のような仲間想いなキャラクターがわかりやすいのではないでしょうか。リーダーシップのビジネス書籍を読むのもよいですが、『キングダム』からも人が集まるリーダーを学べます。
それほど、魅力的なリーダーである「信」は下記のような人物です。
・危険を顧みず、常に最前線で戦う
・仲間と1対1で向き合い、チームと強固な信頼関係を築く
・大将軍になるという絶対に曲げない大きなビジョンがある
こんな先輩や上司がいたら、かっこいいですよね。
シンプルにこの3つを自分が実践するだけで、仲間はついてくるのではないでしょうか。
かと言って、信のようなキャラクターにすぐなることは難しいので、一歩ずつ近づく方法が紹介されています。
まずは自分のビジョン・信念をひとつ持つこと。
「信」も自分のビジョンや信念を元に努力し、挑戦し続け、その姿に勇気づけられて仲間がついてきました。
とはいえ、どうやってビジョンや信念を見つけるのか?と疑問に思う方もいるのでは。
「信」のように大きなビジョンが最初からなくても、
自分のどうなりたいか、小さなことでも描き続けること!
誰しも理想な自分や理想の状態はあるはず。
少しずつでも描き続けることがキーです。
一人よりもワンチームで、一つの目的に立ち向かう
ヤロォ共 へばってんじゃねェぞ
引用:キングダム(原泰久)43巻
苦しいんなら 俺の背を見て戦え 俺の背だけを見て 追いかけて来い‼ 続け飛信隊っ‼
「信」が仲間へ向けて檄を飛ばし、奮い立たせるシーンです。
士気が下がりかけていた、仲間たちを何度も奮い立たせて危機的な局面を打破しています。
「信」が戦果を上げて、位が昇級して自分の部隊が数人のところから数千人まで増えても最前線で戦い続けます。
そんな「信」に「羌瘣(きょうかい)」や「河了貂(かりょうてん)」といった頼もしい仲間が「信」の天下統一というビジョンを果たすために共に戦います。
「信」は仲間ひとりひとりに向き合い、戦死した仲間を弔うために盛大に勝利を祝ったりととにかく仲間を大切にします。
この「信」のあり方から、理想のリーダー像をたくさん学べます。
どんなに昇級しても、最前線で仕事をし、仲間ひとりひとりと向き合う。
リーダーのあり方でチームの団結力が強まり、チームの本当の力が発揮できると思います。
自分が矢面に立つ姿で、仲間を鼓舞してチーム一丸で仕事をする!
俺が先頭を行くからっ 皆が走れるんだろうが!!
引用:キングダム(原泰久)20巻
行くぞ飛信隊!!
「信」は自分の部隊にはもちろん、他の部隊にも大きな影響力を与えています。
漫画の世界ではありますが、ひたむきに頑張る姿やチャレンジする姿や仲間同士の関わりのなかで、多くのことが学べます。
今回おすすめする、『キングダム 最強のチームと自分をつくる』ではキングダムの名シーンや「信」をはじめ魅力的なキャラクターたちから読み解く、リーダーシップやチームワーク、仲間を檄するスピーチ力などたくさんの学びがあります。
『キングダム』を知らない方でも、楽しく読み進めることができる一冊です。
ぜひお手にとってみてはいかがでしょうか。