重要なことは、「仕事の期限を必ず守る前提」をもつこと!
タスク管理!
聞くだけで正直わたしは耳が痛いですが、誰しも「仕事を期限内に終わらせたい!」とか、「前倒しで仕事を終わらせて時間的な余裕が欲しい!」と思ったことがあるはず。
仕事を必ず期限内に終わらせることができる人は、そのまま仕事をこなしていけばいいと思います。
けれども、タスク管理の徹底や仕事を効率よく片づけたいと思っている人も多いのではないでしょうか。
わたしももっと効率よく仕事がしたいと思い、中島聡氏の著書『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』に出会い、とても感銘をうけたので今回ご紹介させていただきます。
たくさん学びが多い内容でした。
伝えたいことはあなた自身が「仕事の期限を守る」前提があるか!
仕事の期限を守ることは一見当たり前だと思いますが、期限内に終わらなくても何とかなるかと思っていたり、なんとかなってきた経験があるかもしれません。
大前提として、あなた自身が今後、仕事を期限内に終わらせたい!
もっと効率よく仕事をしたいという気持ちがあるなら、ぜひともおすすめしたい1冊です。
仕事が終わらない3つの理由を克服する。
「仕事を期限内に終わらせたい!」と思ったなら、まずは自分の仕事の期限が切れてしまう原因を把握すること。本書では下記の3つが原因とあげています。
- 安請け合いしてしまう
- ギリギリまでやらない
- 計画に見積もりをしない
あなたが上司から仕事を任せれたときに、この3つを理由に仕事が間に合わなかった経験がもしからしたらあるかもしれません。
わたしは、「1.安請け合いしてしまう」をよくやっていました。
仕事にとりかかる際にまずすべきことは、仕事のリスクを測ること。その仕事がどれほど時間を要するのかを確認することが重要です。
例えば、上司に仕事を2週間後が締め切りの仕事を頼まれたとします。
その際に仕事が2週間以内に終わるのかを自分で測り、2週間でも終わらないとわかったら、すぐに上司に報告すればよいのです。
締め切り間際に「終わりそうにない」と報告をうけても、上司もスケジュールの再調整に追われてしまいます。提示された期限は上司がプロジェクトの進行上2週間と設定しているだけで、2週間で終わることを計算して言っているのではありません。
自分でその仕事に対してどれくらい時間が必要なのかをすぐ測り、適切な期日をすぐに報告することで余裕をもって仕事に取り掛かれます。
「ロケットスタート仕事術」で最初の2日で仕事を8割終わらせる!
仕事を複数抱えている人でも、やるべき仕事が多くて最後にまとめてとりかかろうと思っていたら、予想以上に時間がかかり期限を過ぎてしまう「ラストスパート志向」の人も多いのでは?
どんな仕事でもまずは取り掛かってみて、どれくらい時間がかかるか分かります。ラストスパート志向で仕事に取り組むと、仕事の後半でアクシデントが発生して仕事が終わらない場合もあるかもしれません。
そこで、スタートダッシュで一気に作ってしまう、「ロケットスタート仕事術」を取り入れることをおすすめします。
10日でやるべきタスクだったら、その2割の2日間で8割(ほぼ完成)まで終わらせるつもりで、当初からロケットスタートをかける。
2日間集中して8割ほど仕事を終えられなかった場合は、スケジュールの見直しを交渉すればよいのです。
一気に仕事を取り組むなかで、初期段階でのミスがあっても十分なリカバリーする時間をとることも可能です。
後半にバタバタしながら焦って仕事をするよりも、余裕をもって最初の2日間に集中して仕事を完成まで持っていき、残りの8日間でしっかり時間をもてますよね。
余裕があれば次の仕事の準備を進めることもできます。
仕事が決まったら、すぐに前倒しで仕事にとりかかること。仕事の提出期限を前倒すのではなく、取り掛かることを前倒ししていくことが重要です。
時間を制する者は、人生を制す
仕事術での時間の使い方をご紹介してきましたが、「本書の時間術が、最も効果を発揮するのは、「嫌なことから逃れたいとき」である」と書かれています。
時間がない、お金がない、人間関係が最悪だと考えている人にこそ、時間術を習得し、嫌な仕事ほど速攻で終わらせて手に入れた余裕の時間をもって、次の人生の準備を進めていく。
時間の余裕が持てれば、自分の好きなことに取り組む時間にしたり、ステップアップのために自分を高めることにも時間を充てることができます。
そのために、仕事にも期限をつけて集中して仕事に取り組むこと。仕事に期限をつければ、努力も苦ではなく集中して取り組めると思います。
ぜひ仕事をもっと早く終わらせられるようになりたい人や、時間のゆとりをもって仕事にもプライベートにも打ち込みたいと思う方は『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』を手にとってみてはいかがでしょうか。