自分の本来の能力を発揮して、仕事で結果をだす
スーパーコンピューターともいわれる僕たちの脳みそですが、普段からその力を発揮できていますか?
良いことがあり気分が良いと普段より仕事がはかどり、大勢の前でプレゼンするときなど、緊張すると普段の力を発揮できない!そんな場面に心当たりのある方も多いのではないでしょうか。
なにを隠そう、僕もその一人でした。
そんなところから、自分の能力を最大限に発揮し、仕事での成績を大きくアップさせることのできた僕の秘密。
今回は僕がスポーツ選手の本から学んだ、自分の力を発揮することにつながるメンタル管理についてまとめていきたいと思います。
自分のメンタルを管理下に!『心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣』
“「メンタルを強くする」というよりも、「調整する」「調律する」という感覚。”
とくに印象的だった、長谷部さんの表現です。
メンタルというものは全くブレない人と、すぐにブレてしまう人がいるものだと思って生きてきた僕にとって、この考え方は新鮮で衝撃を受けました。
メンタルが弱いわけではない。
ただメンテナンスがうまくいってないと思うだけで、心が軽くなったのを覚えています。
その考え方を意識しはじめてからは、ただ闇雲にがんばるのではなく、自分のメンタルを調整して、いかに成果に集中できる環境を作り出していけるのかを考えて行動するようになりました。
それによって、仕事の成績が少しずつ上向きに。
これができるできないで作り出す成果が変わってきそうです。
人生において信念を貫き通す!黒田博樹『決めて断つ』
黒田さんといえば、広島カープのイメージが強いですが、米メジャーリーグの名門であるヤンキースにも所属していた、まさに日本野球界のレジェンドです。
ただ、この本を読んでみて、思っていた黒田さん像と実際の黒田さんは全然ちがうことに気がつきました。
黒田さん、実は高校時代は補欠を味わい、それでも腐ることなく地道に努力して、メジャーまで辿りついているのです。
黒田選手を育てた、強烈な母親の教育
本のなかに黒田さんが母親から教わったことが書いてあります。
それは、“信念を貫き通す”ということ。
「自分がその集団に属している以上は従う」ということだとか。
高校時代、とにかく毎日走らされていたという黒田さんですが、そのときの黒田さんの母親とのエピソードがとにかく強烈です。
毎日部活で死ぬほど走らされていた黒田さん。
ある日、部の先輩の親が顧問に黙って選手たちを家に連れて帰り、お風呂に入れ、ご飯を食べさせてくれたそうです。
黒田さんの親にもその連絡を入れたとき、なんと衝撃の回答が!
“すみませんけど、ウチの子だけでいいですから、お金は出しますのでタクシーでもなんでも使って、また学校に戻らせて走らせてください”
黒田さんは当時、なんていう親なんだ!と思ったそうですが、今となっては感謝しているそうです。
環境が悪いからといってすぐに投げ出すのではなく、しっかりそこでやると決めた以上は腹を据えてやる!
そんな信念を強い母親からたくさん伝えてもらったからこそ、メジャーでも活躍する選手に育ったのではないでしょうか。
僕自身も結果が営業で結果がついてこないときに腐らずに継続してきたからこそ、少しずつ成績アップしてきたんだと思います。
腹を据えてどれだけ継続していけるのか。簡単に投げ出すのではなく、どうやったらうまくいくのかを考え、改善しながらやっていくことが大事ですね!
事前準備が結果を決める!野村克也『運の正体』
野村さんといえば、テレビで活躍されているイメージもありますが、元プロ野球選手であり、その後は監督もされている方です。
僕は現役時代のことは知らないですが、キャッチャーとして大活躍されていたそう。
そんな野村さんの言葉でこんなものがあります。
“負けに不思議な負けなし。勝ちに不思議の勝ちあり”
負けたときはしっかりとした理由があるが、勝ったときにはいろんな偶然が重なることがある。
でも野村さんは監督をやめたあと、”不思議の勝ち”の正体を考えてみると、そこには共通点があることに気付いたそうです。
野村さんは高校時代はそんなに強い高校にはいけず、プロテストに合格してプロ野球選手に。
母親には反対されながら、3年で結果が出なければ諦めると約束をして入ったものの、なんと1年でクビになりかけたとか。なんとか交渉して2年目も残留することになり、そのときに自分には余裕なんてないんだということに気付いたそうです。
そして3年目に入ったところでやってきたチャンスをモノにしてレギュラーを掴みとったんだそう!
このとき、単に実力があったからレギュラーになれたのではなく、誰よりも準備をしていたからレギュラーになれたと思ったそうです。
もちろん運がいいということもありますが、そこに行き着くまでのプロセスには、野村さんの血の滲むような努力があってこそですね。
運とは、チャンスが回ってきたとしても準備している人だけがつかみ取れるものなのではないでしょうか。
僕自身もこの本を読み、お客様のためにもっと準備できることがあるなと感じました。
そのためにもっと早く出社しようと思い、7:30には会社に到着するように家を出ました。
それが習慣になってからは、営業成績がどんどん上昇!
成績が上がるのがうれしくもありましたが、自分のなかでは当たり前だなという感覚の方が強かったです。
同僚よりも1時間以上も前に出社している自分なら、そして商談前にここまで準備してきた自分ならと、今まで以上に堂々と商談に望むことができました。
実際に僕がやったことは、みんなより少し早く出社することだけ。
この少しの差が、ここまで大きな数字の差になることを体験できたことは、僕に大きな自信を与えてくれました。
【まとめ】
今回スポーツで大活躍した3名の著書を紹介させていただきました。
共通してるのは3名とも諦めないで努力してきたこと、ただガムシャラに努力するのではなくしっかりどこを改善したらいいのかを考えながらチャレンジしていることだと思いました。
どうやったらうまくいくのか、日々改善して集中して練習することが成果を作る秘訣なんだと教えてもらいました。
僕自身も毎月1ヶ月でテーマを決めてやってきました。
一気に全部やろうとすると続かないので、一つひとつ改善を繰り返してきました。
数字が取れなかった時期も経験しましたが、今ではその経験があったからこそもっと向上していきたいと思えます。
仕事はやり方ではなく、自分がどんな姿勢で取り組んでいるのか!
この記事が、みなさんに少しでもお役に立てればいいなと思っています。
僕自身、もっと精進していろんな分野で結果を作れるようになっていきます。