成功の秘訣は歌作りではなくファンづくり!GACKTに学ぶ成果

成功の秘訣は歌作りではなくファンづくり!GACKTに学ぶ成果

GACKTの努力論

芸能人格付けランキングで、もはや大御所となったGACKT。アーティストとしてはオリコンシングルランキングの常連であり、経営者としては億単位の売り上げを出しているといわれています。これらの成果はもちろん、彼自身の才能によるところも大きいでしょう。しかし、多くの成功者と同じように GACKT もまた陰で並外れた努力を重ねてきました。それは、こちらのインタビューの言葉にも詰まっています。

キミは、「疲れた」=「頑張った」と勘違いをしていないか?

(引用:新R25 「みんな、疲れた=頑張ったと勘違いしてないか?」GACKTに“努力の本質”を教わり目が覚めた

これは決して頑張ることを否定する言葉ではありません。彼は成果にフォーカスしない頑張り方を、「ただ体力消耗するのは無駄だよ」と言いたいのです。

今回は成果を出す頑張り方、成功のエッセンスが詰まった GACKT 著『GACKTの勝ち方』をご紹介します。この本で努力とは何か、どうあるべきかを学びましょう。

GACKTの勝ち方
(出典:Amazon GACKTの勝ち方

ファンをつくる

アーティストして GACKT がまず始めたこと。それは歌を作ることでも仕事でお金を稼ぐことでもありません。彼が取り組んだこと、それはファンをつくることでした。

道行く人に声をかけ、一人一人と関係性を築き自身の協力者を獲得していきます。なんと3か月で 2,000 人以上に声をかけ 50 人のファンをつくり上げたと言います。これがGACKTファンクラブの始まりでした。

歌でファンを獲得するのではなく、自分を応援してくれる人を作ることからはじめた GACKT 。彼がファンをつくったのはまだ無名の時代。先に紹介した言葉には、この時の経験があるからこそなのかもしれません。

ファンクラブの基礎を草の根活動で作り上げた GACKT 。それはのちにアーティストして飛躍する大きな原動力となりました。

ファンが必要なのはビジネスでも同じ(中略)ビジネスの場で【ファンをつくろう】

(引用:「GACKTの勝ち方」GACKT 著、株式会社 NORTH VILLAGE  P44~45)

人を魅了するかわいげをもて

ギターを弾く

自分を応援する人を獲得することで、アーティストとしての成功を納めた GACKT 。彼にはもうひとつビジネスマンとしての顔があります。GACKT にとってビジネスとは自身の音楽活動資金を得るため手段です。

ここでもやはり GACKT は自分を応援してくれる人ファンをつくり、自分のチームをつくりあげます。テレビで見る華やかな姿とは裏腹に、ビジネスでの GACKT は泥臭く、それでいて妥協がありません。あるビジネス界の重鎮との面談では勧められたお酒を残らず飲み干し誠意と覚悟を示したといいます。

GACKT はとにかくファーストコンタクト、第一印象が勝負だと言います。こいつはとことんまでやるぞ、と相手に強烈なインパクトを植え付けることに全力を注ぐ注ぎます。それでいて愛嬌良く、無邪気に笑う子供のようにかわいがられる存在を目指しています。

ミステリアスな言動や煌びやかな活躍が目立つ GACKT ですが、裏では普通のビジネスマンと変わらない、それでいて高い基準と意識で人と関わっていることがお分かりになるかと思います。

幾つになっても【チャーミング】いい言葉だ

(引用:「GACKTの勝ち方」GACKT 著、株式会社 NORTH VILLAGE  P131)

困難のときメンタルリセットはファンを呼ぶ

悩むという行いは停滞、GACKTはそう考えます。どんな手を尽くしても不測の事態は起こります。それは GACKT にとっても同じこと。音楽やビジネスでの成功の陰には多くの失敗もあったはず。

しかし、GACKT には常に辛い道でもベストの選択をしてきた自負があります。だからこそ不測の事態でも割り切ることができるのです。美学をもち、最善を尽くしたうえでの結果なら仕方がない。悩むくらいなら次に生かす。

だからこそ GACKT はメンタルの切り替え、『メンタルリセット』を大切にするのです。この文章をお読みの読者も不測の事態に直面することは多いでしょう。期待した成果が上がらず、悩むこともあるかもしれません。しかし、ベストを尽くした結果であればきっとメンタルの立ち直りも早いはずです。

そして、逆境に屈せず前進する姿は周囲の共感を招き、やがてはファンとなって自分の力になるでしょう。だからこそ困難な状況のとき、GACKT を真似て心の中で叫びましょう。

メンタルリセット

(引用:「GACKTの勝ち方」GACKT 著、株式会社 NORTH VILLAGE  p146)

応援してくれるファンをつくるために、とも・かく・うご・こう

応援してくれるファンをつくるために、とも・かく・うご・こう

「知覚動考」(ちかくどうこう)。物事は知って、覚えたら、動いて、考える。その意味は仏教の教えや禅に由来するといいます。学んだことをまず生かし行動に移してから考えよ、という教えです。

「知覚動考」は訓読みにすると「とも・かく・うご・こう」。本やネットで方法論を学んだことは行動により体現してみましょう。言葉の通り考えることよりも行動を先にすることが大切だと言われています。これは GACKT 自身が実践していること。

例えばこの記事で「GACKT の勝ち方」を知ったのであれば、まずは実際に本を読んでみましょう。そして学んだことを日々の生活、仕事で実践しましょう。もし思うような成果が上がらなければ、原因を考えて再挑戦してみましょう。あなたのファンをつくるヒントが得られるかもしれません。

そして、自分を応援してくれるファンをつくれる人間になりましょう。
行動が自身のファンをつくり、仕事でもプライベートでも大きな支えになります。

努力とは単に汗をかくことではなく、成果に向かって行動できることを言います。GACKT に習い、かわいげをもち、人に応援される生き方を日々実践していきましょう。

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