売れる商品はない。「売れる売り方」があるだけ
あなたは商品やサービスを買うときに、何を重視しますか?
わたしはコスパ重視です。笑
センスのいい洋服を安く買えたり、悩んで買ったものが良いものだったら、とても嬉しいですよね。
他にもスーパーで食材を選ぶときや、ケータイの通信会社を選ぶときも価格や品質、選ぶ基準は人それぞれですが、人は価値を感じればたとえ高くても買います。
安ければ安いほど売れやすいと思っていましたが、どうやら違うようで、人はどんなに高くても価値を感じれば買う!
今回は、藤村正宏著書の『安売りするな!「価値」を売れ!』をご紹介します。
時代が変化しても売れる商品はなく、売れる売り方がある。
一時期売れた商品があっても、後追いされてすぐに売れなくなることはよくあります。
大事なことは誰もが扱っているもので、売れる方法で売ることです。
この本を読んでいて、どのようなことをすると売れるようになるのかとても気になりました!
ぜひ、ご自身の会社の製品をより世の中へ伝たい!という方にこそ、この本をご紹介します。
物でもサービスでも売れる自分になるための3つコツ
売れる商品があるのではなく、「売れる売り方」があると本書で述べております。
ポイントは3つあります。
1.ターゲットを絞る
ターゲットは、「20代〜30代女性」と絞るのではなく、「氏名、年齢、出身、仕事、趣味。。。」とひとりの人物をターゲットにします。
ターゲットをイメージをして、その人の幸せを考えて売り場をづくりをしたり、商品開発をしたりすることで、独自の個性をつくれます。
2.お客様との関係性をつくる
お客様との関係性をつくることは、のちのリピート客に繋がる可能性があります。一度できたお客様に忘れられないことが一番のリピートを増やすコツです。
本書で紹介されているホテルでは、一度宿泊されたお客様に対してメルマガや資料を年間に6~8回送るそうです。
そうして、お客様との関係性を築きます。
3.個人のブランド力を高め、個性をつくる
競合する市場のなかで、ライバルと差をつけるために、個人のブランド力を高めること。個性をつくることが重要です。
個人のブランド力を高めることで、お客様との関係性を深めることにつながります。
「選んでもらう理由」をわかりやすく伝えること
新しいものに限らず、ずっとある物や従来ある物やサービスにもスポットライトをあてて、価値付けすることで売れるようになる。
本書のなかで紹介している、黒川温泉にある「わかば」という温泉旅館は独自に発案したプランが大ヒットし「2009年度楽天トラベルアワード 九州・沖縄エリア レジャー部門の銀賞」を受賞しました。
ターゲットを絞り、何を伝えるかを決め、どんな行動をとってもらいたいかを決める。
ここでは「おしゃべりが大好きな主婦層」をターゲットに、「おしゃべり応援グッズ」をつくり「女子同士の心行くまでおしゃべり応援プラン♪♪」をつくりました。
このプランで用意したものは、13時からのアーリーチェックインをはじめ、おしゃべりセットとして「クッション1個、加湿器、コーヒー、のど飴」を用意しただけ。
それにも関わらず、驚くことにこのプランだけで年間売り上げが300万円以上に!
特別なものを用意したわけではなく、従来あるものを組み合わせて発信し、新しい価値を生み出す!
お客様に使い方をわかりやすく伝えること。
いい商品でも使い方がわからず売れない場合があります。シンプルに使い方をお客さんに伝えることが購買意欲に繋がっていきます。
何でも売れる、なんでも扱える自分になる
仕事で取り扱う商品やサービスの価値が伝わり、お客様に購入してもらえるようになると嬉しいですよね。
どんなによいサービスやよい商品を開発できたとしても、売れるように発信していかなければ、売れません。手に取ってもらい初めて価値が伝わります。
ぜひ、もっと自分のセールススキルを上げたい人や、自分自身をより魅力的にブランディングでしたい人は本書をお手にとってみてはいかがでしょうか。