皆さんは自分の生き方、ロードマップは決めていますか。
誰しも自分の理想の人生についてイメージを膨らませたことはあると思います。
人生を充実させたい、若いうちに成功したい、あるいは仕事に打ち込み、抜きんでた結果を残したい。
そんな風に毎日の仕事に打ち込む人も多いでしょう。
一方で、自分の望みを果たす方法がわからない、と嘆く人も多いでしょう。
これからは自分の人生にロードマップを描いていきましょう。
今回ご紹介する迫祐樹氏の『人生攻略ロードマップ「個」で自由を手に入れる「10」の独学戦略』には、理想とする将来へステップアップする方法が記されています。
迫佑樹氏はタピオカ屋や白髪染め専門店など、20代にして幅広い分野へ事業を展開する実業家です。
ワクセルのコラボレーターとしても活躍し、講演会などで多くの若者にも影響を与えています。
そんな迫佑樹氏が若くして実業家として成功したのは、自身のロードマップを描いたからだといいます。
迫佑樹氏は自身の現状を把握し、時間やお金をなに投資するのかを戦略的に決めることを繰り返してきました。
望んだ成果へと到達するため、ロードマップの描き方を学びましょう。
戦略をもってステップアップ
『人生攻略ロードマップ「個」で自由を手に入れる「10」の独学戦略』の作者である迫祐樹氏は20代で多角的にビジネスを展開する実業家です。
タピオカ屋や白髪染め専門の美容室など、多数お事業で利益を生み出しています。
彼の人生戦略は大学時代にプログラミングを学ぶことからスタートしました。
プログラミングのアルバイトをしていた迫佑樹氏は、プログラミングスキルをスクールで身に着け時給単価を上げることに成功します。
そして技術を身に着け時給が上がると、その儲けを新たな学びに投資しさらに時給を上げるというサイクルを繰り返しました。
その後、プログラミングそのものだけではなく、プログラマーを目指す人向けに発信したブログなどからも収益を得るようになります。
その後、迫佑樹氏は卒業がまじかに迫った大学を突然中退します。
一見、リスクをとった行動に思えますが迫氏の行動の裏には緻密な計算と幾重にも張ったセーフティーネットがありました。
迫氏はステップアップには闇雲にリスクを取るのではなく、失敗に対しての備えをしながら確実に階段を上がることが大切だと語ります。
迫佑樹氏が本で記すロードマップの作成方法は全部で10ステップに分かれています。
ひとつずつステップを重ねた結果が20代にして億単位のお金を動かす経営者としての成功でした。
今回は10ステップの中から、ほんの一部をご紹介したいと思います。
ステップ1 自分の「必要収入」を洗い出す
まずはゴール設定のため、自分の必要収入を洗い出します。
自分はどれだけの収入があれば満足なのか。
人それぞれ充実していると考える金額は違います。
必要収入は次の2パターンで考えてみましょう。
①月々の生活をギリギリまで切り詰めた場合の、必要最低限の生活費
②多少の贅沢ができる、「月々、これくらいあったらいいなぁ」と思う生活費
①の最低限とは、外食も旅行もしない生きていくだけの生活費です。
②の金額は、①の金額を把握したうえで、どれだけのお金があれば生活をより豊かにできるかを考えることで割り出します。
例えば週に3回程度は外食したい、年に2回は海外旅行に行きたい、国内旅行なら3回程度は出かけたいなどという条件です。
その後①の金額を稼ぎながら、②の金額とのギャップを埋める方法を分析します。
ポイントとなるのは「複数の収入源をもつこと」。
仮に①の金額を月収20万円、②の金額を月収50万円としましょう。
①の20万円は投資などの不労所得でクリアしたい、とまずは設定したとしましょう。
すると自身がまずどれだけのお金を投資することが必要か見えてきます。
例えば①の金額を株で稼ぐ場合、4800万円の金額を利回り5%の株に投資することで月20万円(年収240万円)の収入を得ることができます。
これでまずは①の最低限の収入は確保することができます。
次に②との金額のギャップである月収30万円をどのように稼ぐか考ましょう。
理想は異なる業種で収入を得ることです。
迫佑樹氏は例として、プログラミングスキルを身に着け10万円はプログラミングで、ブログなどの発信で10万円、最後の10万円はwebサービスなどでつくるなどの方法をあげています。
収入の入り口を分けることはリスクを分散することにもつながります。
どれかひとつの収入が途絶えても、他の収入源で補うことが可能です。
ステップ2 「ゼロイチ」で稼ぐ経験を積む
ふたつめは「ゼロイチ」で稼ぐ経験を積むです。
会社の雇用に頼らない収入を得ることは、自由な人生につながります。
とはいえ、最初から会社を経営して収入を得るのはハードルが高いでしょう。
そのためまずはゼロから稼ぐことを経験することから始めましょう。
例えば不用品販売。
現在はネットオークションやフリマアプリで簡単に不用品を販売することができます。
小さな一歩かもしれませんが、まずは経験を稼ぐ事が大切です。
実際、『人生攻略ロードマップ「個」で自由を手に入れる「10」の独学戦略』ではリストラから不用品販売を行い、人生を変えたサラリーマンのエピソードが紹介されています。
身の回りに販売できるものがない場合はポイントサイトを活用してみましょう。
いわゆるお小遣いサイトです。
サイトに登録し、クレジットカードなどの会員登録など特定の条件を満たすとポイントが付与され換金することができます。
なお、このステップの目的はあくまでゼロからイチを稼ぐ経験を得ることです。
稼ぐ金額は5万円~10万円でとどめましょう。
ある程度の経験を積んだ時点で次のステップに進みましょう。
ステップ3「ベーススキル」を高める
ステップ3はステップ2で得たお金を自分に投資すること、自分の「ベーススキル」に投資します。
身に着けるスキルは次の様な条件を満したものがおすすめです。
・需要が供給を上回っており、市場価値が高いスキル
・リモートワークや独立がしやすく働き方の自由度が高いスキル
・自分がやっていて楽しいと思えるスキル
(参照:『人生攻略ロードマップ「個」で自由を手に入れる「10」の独学戦略』kindle版p746)
生産性の高いスキルを選ぶことは大切です。
必要としてくれる人が多いスキルだからこそ、需要が高まり単価も大きくなります。
費用と時間を投資し身に着けるスキル、高い単価を目指しましょう。
次の条件はリモートでできること。
時間、場所の自由度の高さは独立の際には大きなアドバンテージになります。
そしてなにより自身が楽しめること。
楽しくない仕事を漫然と続けることは、会社に縛られる人生と大きな違いはありません。
これらを満たすものとして「プログラミング」「動画編集」「デザイン」などが上げられます。
実際、迫佑樹氏は学生時代にプログラミングスキルを身に着けるところからスタートしました。
迫佑樹氏自身、プログラミングスキルは非常に好んだスキルだと語ります。
需要が大きく、リモートで作業ができ、そして自身が好きなスキルを身に着けること。
迫佑樹氏 にとってはプログラミンがまさにそんなスキルだったのでしょう。
戦略と行動で人生を切り開く
いかがでしたでしょうか。
『人生攻略ロードマップ「個」で自由を手に入れる「10」の独学戦略』より、3つのステップをご紹介しました。
残りの7ステップについてはぜひ実際に本を読んでお確かめください。
迫佑樹氏が独立の道筋、戦略の道筋を立てた際、卒業まで残りわずかとなった大学を中退する道を選びました。
その行動は若さゆえの勢いではなく、明確な戦略とセーフティネットがあったからだと語っています。
徹底した思考の元、戦略を練りそれと同じくらいうまくいかなかったときの自分の姿をきちんと思い描けるからこそ挑戦の活力がわくのかもしれません。
実業家として活動の他、嶋村吉洋 ( Yoshihiro Shimamura )が主宰するワクセルのコラボレータとして講演会も開く迫佑樹氏。
20代にしてビジネスマンとして大きな成果を出した裏側には、徹底的に考え込まれた戦略がありました。
自身の人生戦略をたて、キャリアをつくり時には撤退案も思案しながら人生を切り開く思考を身に着けたいですね。