数字で明確に!目標を決めて、結果をチェックして改善する!
PDCAと聞いて、昔は世界機関の略称だと思っておりましたが、PDCAといえば(Plan:計画、Do:実行、Check:評価、Action:改善)ですよね。
計画を立てたり、毎日の目標設定を決めることが苦手でPDCAと聞いても何をしていいかわからなかったわたしに、会社の同僚が薦めてくれた本が『孫正義のむちゃぶりを全て解決してきたすごいPDCA』でした!
孫正義と聞けば、日本では知らない人がいないくらい有名な経営者のひとりです。この書籍は、ソフトバンク株式会社の社長室に就いて孫氏を支えてきた三木雄信氏が著者で、読んですぐ自分に足りないものは「数字の明確さ」だと気づきました。
大切なことはシンプルに3つ!
- 思いついた計画は、可能な限りすべて同時に実行する
- 1日ごとの目標を決め、結果を毎日チェックして改善する
- 目標も結果も、数字で管理する
営業職の人はもちろん、毎日決めた数字の目標設定を追うことで、仕事の取り組む姿勢が劇的に変わります!わたし自身、仕事のモチベーションが変わったことと、1日の時間やスケジュール管理が変わりました。
数字を味方につけて、毎月業績を上げていくには?
孫氏はとにかく数字のこだわりがすごいです。
役員はもちろん現場の社員まで、数字での報告が求められています。
しかし、ソフトバンクの社員が元々数字に強い人ばかりだった訳ではありません。毎日の数字の目標設定と現状から考えてどうやって達成できるか、常に考えてPDCAを回してきたから数字に強くなったのです。
数字に強くなると、
- 優先順位が明確になり、ムダがなくなる
- 目標が明確になり、高いモチベーションを維持できる
例えば、月の営業売上げの額とそれに費やした時間を、A社とB社の費用対効果について。
A社への営業時間が50%で売上げが30万円。
B社への営業時間も50%で売上げが70万円だったとします。
同じ営業時間でもB社の方が売上げがよいとわかれば、効率よく売上げを上げるために営業時間をA社へ20%、B社へ80%へ変えるだけでも売上げが40万円も上げることができます。
これだけでも数字に向き合う価値があると思いませんか!
目標設定も「今月はOO件アポをとる!」「今月は100万円売上げをつくる!」と決めて、どうやったら達成できるか計画を立てることで高いモチベーションで仕事に打ち込めます。
成果を上げるために、力を貸してもらう天才になる
ソフトバンクを大手企業まで成長させた要因は、孫氏が人の力を借りる天才だったからです。年齢や経験を問わず、有益だと思う情報やノウハウを持っている人からは素直にアドバイスを受け入れていたのだとか。
誰でもどんな意見でも受け入れて、実行して成果になれば発案者を高く評価する!
会社のトップが素直でフラットだったら、社員ものびのびと意欲を持って仕事できそうですね。
また、人から力を借りたり、協力者を得るのに必要なものは熱意と大きなビジョンが必要です。
「ソフトバンクはADSLをやります!」と宣言したときも、力を貸したいと協力者が次々と現れました。
孫氏の周り人が集まってくるのは常に「自分はこれをやりたい」と大々的宣言し、ビジョンに賛同した人たちが集まってきます。
わたしも転職中の友達が「ウェブデザイン系で仕事をして、会社を立ち上げたい」と話していたとき、ウェブデザインに精通している友達を紹介した経験がありました。
協力者を得るために、『その人に力を貸したい』と思われることや、『やりたいことを日頃から宣言する』ことが、孫氏の言う力を貸したくなる方法です。
タスク管理のプロになって、確実に成果を上げる自分になる!
正直、本書を読むまでは時間の管理やタスク管理が上手な人は元々そういった才能やスキルがある人だと決めつけていました。笑
むしろ才能や頭の良さ関係なく、しくみで変えていけるなら、スケジュールの立て方や数字に強くなるためにがんばろうと勇気づけられます。
(自分ができるようになれば、自分の仕事仲間や後輩にもシェアできますし!)
効率よく仕事が回せるようになれば、仕事にかける時間も短縮できたりと確実に成果を上げられるようになると思います。ぜひ、「もっと仕事を効率よくこなすようになりたい」「モチベーション高く仕事がしたい」と思う方は、本書『孫正義のむちゃぶりを全て解決してきたすごいPDCA』を手にとってみてはいかがでしょうか。