新時代を担うリーダーの教科書!リーダーになりたい人も、会社の人間関係で悩んでいる人も注目の1冊です!
これまでも本サイトで度々登場されていた嶋村吉洋さんが、2022年12月にきずな出版より『うまくいくリーダーだけが知っていること』というタイトルで本を出版しました。
嶋村吉洋さんは実業家、大株主、映画プロデューサー、ソーシャルビジネスコミュニティ「ワクセル」の主催者など、様々な肩書きをお持ちの経営者です。
本のテーマは「強いチーム作り」です。今回は前編と後編に分けて、前編では嶋村吉洋さんの「組織・チーム」の捉え方と、後編では「リーダーの仕事の基準」に焦点を当てて紹介します。
出典 うまくいくリーダーだけが知っていること | きずな出版 (kizuna-pub.jp)
強いチームはどうやって作る?
嶋村吉洋さん自身、これまでチームビルディング・コラボレートを通じて、目標達成できる強いチームを作り上げてこられた方です。
ただのチームではなく、「強いチーム」を作るためにこだわってきたことは何か。
まずは嶋村吉洋さんの組織の捉え方を見ていきます。
組織の捉え方
嶋村吉洋さんが組織、チームを作る上で大事にされていることが、成長できる「場をつくる」ことだと述べています。
成長できる「場」については、著書の中で、「健全に学び、チャレンジし、成長し、達成し続ける人が、次々と集まるコミュニティ」と書かれています。このコミュニティをつくることが、嶋村吉洋さんにとってのビジョンでもあるようです。
嶋村吉洋さんご自身はその組織を、チームビルディングとコラボレートを通じて築き上げてこられました。そこで大事にしてきたことは信頼し合えるかということだったそうです。
これは第1章の表題「信頼し合える組織のつくり方」にも表れていると思います。
ここで感じるのは、とても人・相手を大事にされているということです。
チームに投げかける言葉ひとつをとっても、相手への尊敬、愛情が伝わってきます。
組織の活性化させるために共有する2つのこと
組織内では、「全体像」と「いい事実」を共有することが、「信頼し合える組織」に繋がるそうです。
本の中では、「全体像」とは目的・ビジョンやグランドデザインのことで、それらを共有すること、と述べています。確かに、今やっていることがどこに向かっているのか、何のためにやっているのか、それが明確であれば、モチベーションと生産性は高くなりそうです。
また、「いい事実」を共有するとは、つまりいい情報をどんどん流すという意味です。
特にリーダーとしては、上からのいい情報は積極的にチーム内へ発信することだと述べています。
これらは、嶋村吉洋さんの「信頼し合える」の形を仕事やチームを通じて、体現されている内容だと思いました。
それは「時間」の解釈からも感じ取ることができます。
リーダーの仕事の基準にも繋がる「時間」の解釈
嶋村吉洋さんは、時間はどんな人でも平等、時間は命そのものと捉えていらっしゃいます。
1分の遅刻すら、相手の大事な1分という時間を奪っている。
7人が集まる場での10分の遅刻は、他の6人に対して10分ずつ待たせているので60分、結果1時間の遅刻と同じ。
上の立場だから遅刻してもいいという概念は、時間においては全くないそうです。
身が引き締まる内容でしたが、時間は誰もが平等というのはその通りだと思いました。
相手がいる約束や、相手と共通の時間を過ごす時は、嶋村吉洋さんの「時間」の捉え方を意識して、相手から限りある時間をいただいているんだ、と考えて行動していこうと思いました。
後編で紹介するリーダーの仕事の基準とは?
著書の後半では、嶋村吉洋さんの仕事の基準が垣間見える内容となっています。
後編では、リーダーとしての三原則や、リーダーシップ、時間・マネジメント力・人間関係の捉え方から、うまくいくリーダーの仕事の基準にフォーカスして紹介していきます。