稲盛和夫から学ぶ、部下との関係も飲みで円滑にする!『稲盛流コンパ』

稲盛和夫から学ぶ、部下との関係も飲みで円滑にする!『稲盛流コンパ』

コンパの導入で、経営者、従業員、会社が変わる!稲盛流コンパの強大なエネルギー!

稲盛流コンパ-最強組織をつくる究極の飲み会

出典:日経BP SHOP|稲盛流コンパ

一昔前に、「飲みニケーション」という言葉が流行っていましたが、会社の上司や先輩とお酒を交えてコミュニケーションをとる。
わたしはお酒が大好きで飲みの席で上司や先輩と話すことは好きですが、若い世代は会社での飲みの場が苦手な人もいると耳にします。
だからといって、会社内でもたくさんコミュニケーションをとるわけでもない。

部下を抱える役職の方で、部下とどう関わってよいかわからないと思う人も多いのでは。
今回おススメする『稲盛流コンパ』はそんな、部下を抱える方々のお悩みを解決する手助けになると思います。

稲盛和夫氏といえば、京セラ創業やJAL再建で大きな業績を残された経営者ですが、やはり部下や社内でのコミュニケーションをとにかく大切にされていたようです。

お酒の場だからこそ、心をさらけ出して話せる!
仕事を円滑に、チーム力を強めてより高いパフォーマンスを発揮したいと考えている人におススメの1冊です。

「全員参加」がおもしろい。コンパは部下への愛情表現であり、結束を深めるためにある!

「全員参加」がおもしろい。コンパは部下への愛情表現であり、結束を深めるためにある!

稲盛流コンパの一番の目的は上下関係なく、従業員同士の結束を深めること。
お酒を飲みながら、リラックスした状態で人生や仕事について語り合い、回数を重ねるごとによって従業員の団結力やモチベーションを上げるのです。

また、稲盛流コンパにはグランドルールがいくつかあり、そのなかのひとつに「全員参加」があります。
全員参加をルール化することによって、同じ雰囲気を味わい、経営者が思いを本音で語り合い、従業員と向き合う。
この文化を続けていくことで、真剣な議論を楽しむ土壌ができあがるです。

今の時代では、飲みの場へ全員参加となるとなかなか部下はいい顔をしない人も多いかもしれません。
それでも、一度や二度ではあきらめずにコンパ文化をつくることで、稲盛流コンパの持ち味が発揮されます。

「飲みに来たがらない部下にはどう声をかければよいのか?」と疑問に思う方もいると思います。コンパの文化をつくるときの解決方法について次章で紹介していきます。

「お酒が飲めない。」「部下がコンパへ来たがらない。」コンパ導入時の悩みを解決するには?

「お酒が飲めない。」「部下がコンパへ来たがらない。」コンパ導入時の悩みを解決するには?

稲盛流コンパに限らずに「お酒が飲めない」「コンパ参加に積極的でない」という問題が出てくるかと思います。

まず、お酒が飲めないのであれば、無理してお酒をあおる必要はなく、ソフトドリンク片手に飲めないと伝えてOK。
飲めないのであれば、お酒をついで回りながら聞き役に徹する。お酒の場だからこそ聞ける、普段話さないようなことを引き出すことが重要です。

また、コンパを開くのにあたり「プライベートと仕事を分けてほしい」というような声が上がってくることもあるのだとか。
本書で紹介されている例として、同じようにコンパへ来たがらない従業員に対して、そこであきらめるのではなく、1人1人を飲みに誘い、アナログにコミュニケーションをとられたそうです。

稲盛氏は、部下のことをよく知ったあと「定年退職まで働いて、この会社に勤めてよかったと言ってもらえる会社をつくりたいから、力を貸してくれ」と真直ぐ伝えたそうです。
部下に目線を合わせて、話すことでより強固な信頼関係ができるのです。

伝えたい相手を目の前にして、本音を言うことに抵抗がありますが、自分の気持ちをお酒の力を借りてでも伝えることが大切なのだと思います。

コミュニケーションが円滑だから全てうまく行く!稲盛流コンパで部下とも強固な絆を!

コミュニケーションが円滑だから全てうまく行く!稲盛流コンパで部下とも強固な絆を!

SNSやコミュニケーションが発達している時代ですが、お酒を飲む場だからこそ話せることもたくさんあります。
わたしも上司と話すときは緊張しますし、本音を言えないことが多いですが、飲みの場だとリラックスして話せた経験があります。

稲盛流コンパを文化として浸透させていくまでには時間がかかるかもしれません。長い目で見て上下関係のないコミュニケーションがとれるなら、悩みや相談ごともしやすい職場になります。

令和となった今の時代でも、強い団結力のある組織づくりに活かせる内容です。
部下との信頼関係や団結力をもっと強めたいという方はぜひお手に取ってみてはいかがでしょうか。

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