(サンクチュアリア出版;「実行の鬼 最速で結果を出すためのエクストリーム自己管理術」)
今回は飲食店をはじめとする多事業の経営者にして、ワクセルコラボレータであるゴンドー 優希さん(権藤 優希さん)の「実行の鬼 最速で結果を出すためのエクストリーム自己管理術」を紹介します。
ゴンドーさんは大手電機メーカーに入社後、新人として最速で大手案件を受注するなど営業としての実績を積んできました。
独立後はセレクトショップの運営や、講演会、オンラインサロンの運営や執筆(ワクセルのコラボレーター権藤優希さんから学ぶ、自分の人生の経営者になる!『DECISION MAKING 自分で決める』)など多岐にわたり活躍します。
どんな人間にも、1日の時間は24時間。
限られた時間のなかでゴンドーさんはどのようにしてこれだけの成果を出してきたのでしょうか。
今回ご紹介する「実行の鬼 最速で結果を出すためのエクストリーム自己管理術」(以下、実行の鬼と表記)にはその秘密が詰まっています。
実行力は徹底した自己管理
多方面で活躍の幅を広げるゴンドーさんですが、もともとは自身でもだらしないと思えるような人間だったそうです。
会社で成果を挙げられない日々の中で、テレビで刑務所の生活見たことをきっかかに不自由な環境の中でこそ、成果の出せる自分に変化できると気づきます。
「実行の鬼」では、ゴンドーさんが実行してきた自己管理術を「時間管理」「生活習慣」「勤務態度」「メンタル」「対人関係」「動機づけ」の項目に分けて紹介しています。
今回は時間管理から、少しだけ内容をご紹介しましょう。
『時間割に淡々と従う』(実行の鬼 p22)
目標のための時間管理には、まずは「淡々とやる」ことです。
疲れや体調、気持ちの浮き沈み。
実行したいこと、するべきことがあっても状況に流されてできないことは多いでしょう。
実行のコツは淡々とすること。
そのために、時間割を決めて行動しましょう。
1日に決めた通りの時間割で淡々と作業をこなす。
それを繰り返すうちに行動に気持ちが追いつきます。
まずは淡々と作業をこなせる自分になりましょう。
『ピークを外して行動する』(実行の鬼 p35)
最近は電車でもピークをさけることが一般的になりつつあります。
満員電車に揉まれて疲れ切って出勤するくらいなら、オフをさけて余裕をもって仕事をする。
そんな考え方は普段のあらゆる場面でも通用します。
ピークとは周囲との同調意識の結果です。
忘年会を12月末に計画せず11月にしてみる、夏休みを8月ではなく9月にとって見る。
それだけでも、行動のための負担や時間は大幅に減らすことができます。
周囲と同じ行動を取る結果、負担を増やしているのなら変えていきましょう。
きっと心身ともに余裕が生まれるでしょう。
『一日一つ「必ず挑むこと」を決める』(実行の鬼 p45)
決めたことをやる、そのための時間をつくる工夫をする。
しかしそれだけでは、あくまで目の前の仕事をこなしてばかりで未来へ向かう行動には繋がりません。
将来の自分のため、一日に一つ挑戦することを決めましょう。
挑戦は勇気が必要です。
それを乗り越えて行動する時や実行する時、未来に対して前向きになります。
どんな小さなことでも、一日に一つ挑戦し、実行しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
1日の仕事に追われ、帰宅後はなんとなくネットを閲覧し、週末は疲れから1日中ぼんやりと過ごしてしまう。
そして、本当であれば実行したかった将来に向けた仕事や勉強、あるいはダイエットや大切な人と過ごすことも忘れてしまう、そんな経験は誰しもあるかもしれません。
しかし、それが自分に与えられた成果を出すための有限な資産と考えたとき、その使い方は変わるのではないでしょうか。
公私ともに成果を出すビジネスマンは限られた時間の中で仕事の作業、対人関係の構築、そして将来に向けた自分への投資をこなしています。
この記事を読んでいる方の中にも、将来の目標や現在携わっている仕事で、ノルマがあるかと思います。
それらのひとつひとつをこなす実行力を身につけるヒントが、『実行の鬼』には記されています。
まずは「実行の鬼」を手に取り読むという行動を「実行」してみましょう。
そして、その中から一つでも自分自身への成長の鍵となる行動を「実行」してください。
自分を管理することにより、自分の思い描くことを実現する力を身につけましょう