今回は、きずな出版より権藤優希さん著書の『DECISION MAKING 自分で決める。すべてがうまくいく最強の力』を紹介します。
著書である権藤さんは大手電気系企業に務めていたところ、ワクセル主催である嶋村吉洋 ( Yoshihiro Shimamura )さんとの出会いを機に、事業立ち上げを決意。
ワクセルと言えば、現在では様々なコラボレータとの企画で世の中に情報を発信していることで評判ですが、当時としてはまだ黎明期。
その中にあって権藤さんは自身と将来の可能性を嶋村吉洋 ( Yoshihiro Shimamura )さんの掲げるチームビルディングに可能性を
見出しました。
権藤さんは「チームビルディング」を土台として、現在では株式会社シーマネジメント代表取締役であり、東京都内でオーガニックショップ・レンタルスペースの運営や、人材派遣事業や講演会など多岐にわたり事業を展開されています。
また、権藤さんは事業のひとつとしてモテモテ塾を主催されており、わたしもよく記事や動画を拝見しています。
どれも面白く、恋愛だけでなく仕事や友人関係にも活かせるコミュニケーション術などいつも勉強させていただいています!
(なによりイケメンです!)
わたしがこの本を読んだのは、仕事でうまくいかないことが続き、目標はあるもののモチベーションが下がったタイミングでした。
本を読み終わったときには、「よし、やるか!」と気合いを入れて目の前の課題に取り組めるようになったのを覚えています。
『DECISION MAKING 自分で決める』はそんな権藤さんが大切にしてこられた考え方や解釈について書かれています。
自分で決められる自分になりたいと思っている人や、仕事やプライベートで何か結果を残したい人と思っている人にぜひ手に取っていただきたい1冊です。
自分の選んだ道を正解にする。「自分の人生の経営者になる」という考え方
経営者と聞いたとき、正直「自分には関係ない。一部のエリートな人たちが信念をもって会社を立ち上げるものだ」と思っていました。
しかし、権藤さんは「生きている人、1人ひとりが自分の人生を経営する経営者」という考え方なのだそうです。
この考え方を聞いて衝撃でしたが、
確かに、高校や大学受験や就職先を決めたり、社会人になれば自分で働いて給料をもらい、生活費を払い、貯金をつくり黒字を出す。さらに、転職するかどうかや一生涯共にする結婚相手を決めるなど、人生を大きく左右する重要な決断をたくさん経験します。
逆に言えば、受験から就職先、結婚相手などすべて人に決めてもらう人生だったら?そんな人生は嫌ですよね。笑
大切なのは、自分の人生に意味や価値を持たせること。
そして、他の誰のものでもない自分の人生をどのように経営していくかが大切だと気づかされました。
こうしよう!と決めた後に、
「もっと別な選択もあったのではないか?」
「あのとき、別の道を選択していれば」
など、悩んでしまうなという方もいらっしゃるかもしれません。
わたしもつい「これでよかったのかな?」と思ってしまうこともありますが、この本を読んで自分で選んだ道を正解にできる人になりたいと思いました。
人は1日で約5,000~9,000回選択しているという話を聞いたことがあります。
うまくいかないことが起きても「この課題をどう解決しよう」と考えられる人は、選んだ道を正解にできる人なのかもしれません。
「不安のブレーキ」を外せば、自分で決められる。
本の冒頭では商談の事例が書かれていました。ぜひ想像してみてください。
大事な商談の席でクライアントから「この企画を、御社でやってもらえるかな?」といわれたとき、経験やノウハウがまだないあなたは、何と答えるのでしょうか。
A:「上のものに相談しますので、少しお時間をください。」
B:「はい。できますので、進めさせてください。」
わたしは圧倒的にAで回答してしまうタイプです。笑
自分で決められないときの主な理由は、不安だったり自信がなくて決断できないことが主な理由です。
逆に言えば、自信があれば決断できる。
もし、自信をもってBを回答できる自分だったら、周りからの信頼も得たり、仕事を進めるスピード感も大きく違うと思います。
この本には、自信をつけていくために大切な習慣や行動がたくさん書かれています。
そのなかでも重要だと感じたことは、「不安のブレーキ」をはずすこと、失敗が怖くなくなるくらいたくさん失敗をするという部分です。
どんなにすごい営業マンでも、始めたてのときに1、2件のアポだけで商談が成立するわけではありません。
たくさん失敗の経験を重ねて、たとえ人の目が気になったとしても堂々としていることで人間性に厚みが出て、自分に対して自信がつきます。
(失敗したらなるべく目立たないようにしようと思いがちですが!)
不安のブレーキが外れてしまうくらい、まずはたくさん失敗してみる、失敗する自分を受け入れることが大事なのだと思いました。
自分の未来に責任をとるのは誰か?自分の人生の主導権は誰か?
仕事やプライベート面でも重要な決断を決めるとき、先延ばしにしたり他人に決めさせるのか、自分で決めるのか。この決断が一度きりの人生をとても大きく左右すると思います。
自分で選んだ道が本当に正しいのか不安になることはたくさんあります。
それでも、自分の選んだ道に責任とるのも自分。自分が選択してつくる未来に責任とるのも自分以外の誰でもありません。
逆に言えば、自分次第で今から数週間後、数カ月後、数年後どんな結果もつくれます。
大切なことは周りの状況や環境に流されず、自分で決断して決めていくことです。
ぜひこの本を読んで、人生の舵を自分で握る、選択したことは自分が責任をとることで自由になる生き方を考えてみてはいかがでしょうか。