1日 3分!部下との関係性が劇的に変わる!『3分間コーチ』

1日 3分!部下との関係性が劇的に変わる!『3分間コーチ』

毎日3分間のコミュニケーションと頻度で組織を変えられる!

3分間コーチ (著 伊藤守
出典:Discover 3分間コーチ

コミュニケーションは仕事でもプライベートでも、人間関係を円滑にするために大切ですよね。
友達や同期とコミュニケーションをとることは簡単ですが、上司だったり自分の部下になった途端に、何を話せばいいかわからないと思う人も多いのでは?

わたしの場合は、上司ともコミュニケーションをとるのは苦ではないですが、必要以上に話さなかったり、仕事漏れや遅れているときの進捗報告するときはとても声をかけずらいです。

逆もまたしかりで、わたしのようにあなたの上司や部下、後輩もあなたに対して「何をどう声をかけたらいいかわからない」と思っているかもしれません。

そんなときに、タイトルに惹かれてこの『3分間コーチ』に出会いました。

なんと1日たったの3分だけで部下との関係をより親密に変えられます!
実際に、読み終えて年齢問わず、確かに短時間でこまめなコミュニケーションで人との関係より親密に変えていけると納得する1冊でした。
早速、ご紹介していきます。

部下が話しやすい場を自分からつくる!

部下が話しやすい場を自分からつくる!

部下とのコミュニケーションがよくなると、信頼関係がより厚くなり、部下も指示待ちせず自発的に仕事をしたら、会社全体が活気づきます。
いいこと尽くしですね。

「3分間、その人のために時間をとる。ついでではなく、その人と話すという目的でつくること」がキーです。

そして、「自分の意見を言うのではなく、相手のことに興味をもって聞く姿勢でいること」も意識すること。
人は相手のことをわかったつもりだったり、自分のいいように相手のことを解釈しがちです。きちんと興味をもつことからコミュニケーションが始まります。

「どういうときにストレスを感じているか?」「どんな価値観をもっているか?」「強みは何か?」など質問をつくり、部下について考えてみること。
実際に部下のことがわからないからこそ、興味がもてるものです。

ただ、いつどんなタイミングでなんて話しかけてよいかわからない人も多いのでは。
わざわざ打ち合わせのように30分や1時間と時間をとる必要はなく、営業から帰ってきたときに「外回りどうだった?」と業務の流れのなかで、廊下や立ち話での短時間でよいのです。

事前に何を知りたいか、質問をつくっておくことで、いつでも話しかける心の準備ができ、こまめに話しかけることで部下が話しかけやすい場がつくられます。

部下をよく観てコミュニケーションが必要な場面をとらえる

部下とのコミュニケーションがとりやすい場ができたなら、次は部下をよく観て仕事の進捗状況や課題を知り、必要なタイミングでコーチングをする!

本書のなかで、ある自動車販社の店長は、部下の仕事が道半ばまで終えたタイミングで「富士山でいくと何合目まで来た?」と聞くようにしているそうです。
前半に聞いてしまうとくじけさせてしまうので、後半という適切なタイミングで聞けば、「よくやっているね。」と褒めたり、部下のモチベーションをより上げるチャンスにもなります。
自分の上司に認められるととてもうれしいですよね!

部下は、新しい仕事に取り組むときや途中段階で上司のコーチングを求めているタイミングがあります。
部下と細かく、コミュニケーションをとり、よく観ているからこそ必要なタイミングにアドバイスができる。それを素直に受け取れる関係性を築くことが、仕事を円滑にすすめる関係性です。

気の利いた会話や長時間は必要ない。毎日の3分間で信頼関係を築く!

気の利いた会話や長時間は必要ない。毎日の3分間で信頼関係を築く!

スケジュールがパツパツで、まとまった時間を部下全員ととることは難しいもの。
2、3ヶ月に1度、1時間の面談をするより毎日3分間ずつコミュニケーションをとるのでは圧倒的に後者が効果的です。

わたしの上司は毎年、誕生日になるとメールを送られますし、昔のわたしと今のわたしと比べてとても成長したとよく話しかけてくれます。
「よく観てもらっているなぁ」と感謝しつつ、こんな上司になりたいと、目指す存在でもあります。

ぜひ、「今からでも部下との関係をもっと良くしたい」、「これから部下を持つ立場になるから、いい上司になりたい」と思う方はぜひ『3分間コーチ』お手にとってはいかがでしょうか。

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