強いチーム作りとは?ワクセルを発足した嶋村吉洋さんの書籍『うまくいくリーダーだけが知っていること』(後編)

強いチーム作りとは?ワクセルを発足した嶋村吉洋さんの書籍『うまくいくリーダーだけが知っていること』(後編)

以前、嶋村吉洋さんの、2022年12月にきずな出版より『うまくいくリーダーだけが知っていること』という本について、「組織・チーム」の捉え方という視点で書きました。

当サイトの記事: 強いチーム作りとは?ワクセルを発足した嶋村吉洋さんの書籍『うまくいくリーダーだけが知っていること』(前編)

今回は後編として、「リーダーの仕事の基準」に焦点を当てて紹介します。

うまくいくリーダーの仕事の基準とは?

嶋村吉洋さんは、これまでチームビルディング・コラボレートを通じて目標達成できる強いチームを作り上げてこられた方と紹介しましたが、他にも調べると様々な肩書きを持つ経営者であり、投資家としてもご活躍されていらっしゃいました。

ここで、嶋村吉洋さんについて改めて紹介します。

嶋村吉洋さんについて

本では、まず実業家、投資家、映画プロデューサーの肩書きが載っていました。

実業家としての経歴は、10代で起業し、チームビルディングとコラボレートを通じて、イベント事業・不動産事業・ロボティクス事業など様々な分野で活躍されていらっしゃいます。
そして、コラボレートを通じて、 人に夢を与え続けていくソーシャルビジネスコミュニティ「ワクセル」も発足されました。

投資家としては、オリコン株式会社など数社の大株主であると本でも記載があります。
幅広いビジネスパーソンのための情報サイト「東洋経済オンライン」では、投資家としての考え方や流儀を5ページに渡り記事が書かれていました。

東洋経済オンラインの記事: 100社の株を配当狙いで持つ投資家が明かす流儀

また、自らが大株主となった会社のひとつ、オリコン株式会社の「オリコンニュース」でもこちらの本は紹介されています。

オリコンニュースの記事: 超富裕層への道、著者渾身の書下ろし!強いチーム育成の秘訣満載の最新刊『うまくいくリーダーだけが知っていること』12/13(火)発売

このように、現在もなお、多方面でご活躍の嶋村吉洋さんですが、どの組織でも大事にされてきたのが、この本のテーマでもある、「強いチーム作り」です。

ここからは、本題の強いチームを作るリーダーの仕事の基準について紹介していきます。

うまくいくリーダーの三原則

①基礎を愚直に徹底的にやる
②ハードワークする
③単純素直即実行で、即断即決即実行する

この原則でも、やはり大事にしているのは「時間」と「相手」だと感じました。

アポの1時間前には現地入りをする。
面会、商談の後には必ずこちらから、すぐにお礼メールをする。
間違った時や誤解をうんだ時には、相手が誰であってもきちんと謝り、部下には常に感謝を伝える。

リーダーというより、人としての基礎基本を、本当に相手想いで徹底されてこられたことが伝わってきます。

それがあっての、マネジメント力であり、リーダーシップ力が備わり、強いチームをつくっているのだろうと思いました。

強いチームのリーダーとしてポイントとなるのは、「目標達成」と「人が育つ場」です。

目標は達成するもの

嶋村吉洋さんは、本の中で、リーダーは、数字達成のプレッシャーは避けて通れないと述べています。

ここでの数字は、目標、つまり成果の数字を指しているようです。

仕事上、失敗や想定外の出来事は付きものだからこそ、常に次の一手を持っておくことが大事で、目標は必ず達成するもの、というのが、仕事をされるときの根本的な考えのようです。

目標を達成するためには、柔軟に変えることも必要で、必ず達成すると決めているから、リスクをとることや、自らを律することすら楽しむことができると言います。

そして、人が健康のために必要な「睡眠」「食事」「運動」「休息」に付け加えるとしたらそれは、「明確に、具体的に、肯定的に決めた目標」であると述べています。
それくらい、目標設定が大事で、チーム内でも、明確に、具体的に、肯定的に決めた目標を共有することが、最強の組織を作ると断言されていました。

人が育つ場をつくる

この本のサブタイトルは、成長する「場」をつくり、強いチームを育てる、です。

リーダーの三原則の②ハードワークする、はリーダーが部下と一緒に高みを目指すということ。

それは結果的に組織を強くすることに繋がるのです。
なぜなら、リーダーの収入や役職・タイトルが上がるということは、部下も同じようにそれらが上がっているからです。

リーダーは、部下と一緒に目標設定をし、伴走し、達成して、達成し続ける。
目標達成を繰り返ししていくことこそ、成長する場をつくり、強いチームに育つのだそうです。

そして、チームで仕事をする良いところは、できないことは得意な人と組んで解決できるということです。
自分の向いてないと思うことは誰かが補完してくれることで、弱みが強みに変わるのだと言います。

個性を活かして、チームでやることが、チームビルディングとコラボレートで、それが「仕事」というのが、嶋村吉洋さんの仕事観なのですね。

チームビルディングとコラボレートが最強の場をつくる

この本を読んで、一貫して感じたことは、シンプルにチームビルディングとコラボレートだけを仕事に取り入れてこられた方なんだということです。

リーダーの仕事の基準も、人が育つ場をつくることも、チームや組織・コミュニティで活動する上で大事なことを、相手想いで愚直に徹底的にやり続けることであり、うまくいくリーダーは自分だけでなく、同じ仕事の基準の部下や仲間をつくっている人だと思いました。

新刊『となりの億万長者が17時になったらやっていること 大富豪が教える「一生困らない」お金のしくみ』の出版が決定

チームビルディングとコラボレートでつくり上げている最強の場のひとつ「ワクセル」というソーシャルビジネスコミュニティの主催である嶋村吉洋さんが、2024年4月に新しい本を出版されます。
Amazon.co.jp: となりの億万長者が17時になったらやっていること 大富豪が教える「一生困らない」お金のしくみ : 嶋村 吉洋: Japanese Books

タイトルに「しくみ」とあるように新しい書籍でも、嶋村吉洋さんが大成功されている法則が書かれているようですね。こちらのサイトでもまた取り上げていきたいと思います。

教科書的な1冊

今回取り上げた『うまくいくリーダーだけが知っていること』は、改めて誰にでも当てはまる仕事の基準が学べる、まさに、新時代を担うビジネスパーソンにとって教科書的な一冊ですね。
私も、この本から学んだことは、ビジネスパーソンとしてまずは今の組織で実践して体得し、ゆくゆくは強いチームを作れる人になりたいと思いました。

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