仕事でもプライベートでも、どんな場面でもコミュニケーションは必要です。
にとに何かを伝えるとき
「なかなか思ったとおりに伝わらない」
「自分の気持をもっと的確に伝えたい」
「しっかり伝えられれば、この仕事もスムーズにいくのに」
と考える人も多くいるでしょう。
このブログをお読みの皆さんも
「人生を充実させるため、もっともっと話し方を向上させたい」
という風に思われているかもしれません。
巷には『コミュニケーション』や『話し方』に関わる本が溢れ、
プレゼンなどの教室に通う方もいるでしょう。
テレビで見るアナウンサーや噺家さんのような流ちょうな語りに憧れたりもするでしょう。
とはいえ、表面的な話し方を変えても十分とは言えません。
『人は話し方が9割』の作者、松永茂久氏は本書の中でこのように記しています
「あなたの話を聞いている人は、あなたの口から出る言葉だけではなく、総合的なあなたの話を聞いているから」
今回ご紹介する『人は話し方が9割』は、話し方への考え方を変えてくれる本になります。
表面的な言葉尻ではなく、相手を思いやるメンタリティが話し方の極意であると学ぶことができます。
話し方を変えることで、仕事もプライベートも大きく変えていきましょう。
人生を変える話し方の極意
『人は話し方が9割』では、話し方のテクニックを紹介している本ではありません。
話し方について本書では繰り返し「話すうえでの心構え」が書かれています。
どんなに心地いい口調で語るかではなく、いかに相手の話を引き出すか。
そのために自身はどんな気持ちで会話に臨むのか。
話し方は言葉の内容ではなく、心地いい人間関係の作り方にも通じます。
今回は特別に『人は話し方が9割』で語られる話し方、心構えのコツを3つご紹介します。
否定禁止
「それは違うよ」
「君は変だよ」
「もっと別の考え方があるんじゃないの」
ひとは誰しも自分のことを否定されるのは、悲しい気持ちになります。
そしてマイナスの言葉というものは厄介で、使っているうちに現実に自分の
未来にも悪影響を及ぼすといわれています。
例えば会社の会議で、意見を出したものの上司に一蹴されて黙ってしまう。
あるいは否定されるのが怖くて口を閉ざしてしまう、ということは一度は経験があるか思います。
本来、活発な意見交換により会社の未来を拓くための会議がマイナスの言葉で未来を閉ざす場所に
変わってしまうのです。
筆者の松永茂久氏がコミュニティでは、マイナスの発言をしたらその場から対照するというルールがあるそうです。
まずは、つい口にしてしまうマイナスの言葉を徐々になくすことから始めていきましょう。
笑顔でうなずく
では、話し方において好まれるアクションとはなんでしょうか。それはずばり「笑顔でうなずくこと」です。
首を上下に振るという行動は会話でも、人間関係の形成でも大きく役立ちます。
想像してみましょう。
例えばご自身がステージの上でスピーチをするとき、目の前に仏頂面の人が並んでいると
緊張でうまく話せないのではないでしょうか。
逆に笑顔を向けて、話すたびに真剣にうなじうている人がたくさんいると緊張は取れ、
「よし、自分ももっと真剣に話すぞ」という気持ちにならないでしょうか。
笑顔のうなずきは相手の安心感を引き出し、会話をスムーズにしてパフォーマンスを高める力があるのです。
プラストーク
マイナスの言葉を使うと、発する人だけではなく周囲の人からもエネルギーを奪います。
マイナスの言葉を使う弊害は、すでに語ったとおりです。
だからこそプラスの言葉を使いましょう。
人をほめたり現状をよくしたり、未来に向かった言葉を使いましょう。
明るい言葉は明るい場をつくります。
それはやがて以後ごちの良さとなり、自身が人を引き付けるエネルギーに代わります。
話し方とは人間関係
いかがでしたでしょうか。
今回、ご紹介した内容は『人は話し方が9割』のほんの一部ですが大切なのはいかに相手を大切にする意識
が必要か気持ちをもつことだとお分かりいただけたかと思います。
人を魅了する話し方は確かに素晴らしい能力です。
ですが、まずは自身が相手の目線で接し、プラスのエネルギーにあふれた空間を作ることが会話以前に大切な
事です。
『人は話し方が9割』ではいかに相手の思いやる心が大切か、そのためには実際にどのような行動をすればよいか、
というノウハウが詰まっています。
話し方とは人間関係そのもの。
仕事やプライベートを前進させるためのヒントを本から学び続けます。