食事で仕事の効率アップ!「世界のピークパフォーマーが実践する脳を操る食事術」

食事で仕事の効率アップ!「世界のピークパフォーマーが実践する脳を操る食事術」
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脳を操る食事術
パフォーマンス
SB Creative
石川三知
(SB Creative 「世界のピークパフォーマーが実践する脳を操る食事術」著:石川三知)

こんにちは。
コロナ禍でリモートワークが増加し、最近は家で仕事をする機会も増えているのではないでしょうか。
自宅で仕事をしていると、お昼過ぎなどについうとうと、なんていう方も多いのではないでしょう。
あるアンケートによると、「在宅勤務のほうが生産性が低い」と感じている人はビジネスマンの82%に上るという結果も出ています。

私の友人からも
「在宅勤務だと集中力が出ない」
「オン、オフの切り替えが難しい」
「気軽に仕事ができる分、長時間労働になりがち」
ということもよく聞きます。

なんとか仕事の生産性を上げられないものか、ということで読んでみたのが石川三知氏著「世界のピークパフォーマーが実践する脳を操る食事術」です。
アスリートには体のパフォーマンスを高めることが大切、一方のビジネスマンは脳のパフォーマンス向上が大切だといいます。

この本ではオリンピック選手団の栄養指導を務めた石川三知氏の知見と経験に基づき、食事から脳のコンディションを高めるノウハウが詰まっています。
脳をパフォーマンスを高めることは仕事の能率や日常生活の向上につながります。
石川三知氏が語る食事からの脳を操るテクニックを学んでいきましょう。

食習慣を変えれば脳が変わる

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パフォーマンス
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石川三知

なんとなく仕事に集中できない、どことなく効率が悪い、頭がボーっとして眠気がする。
こんな時は頭のコンディションが低い状態です。
脳みそを動かすためのエネルギーであるブドウ糖が足りず、本来持っているポテンシャルを十分に発揮できない状態。

とはいえ、「疲れた時は甘いもの」とばかりに安易に甘味を取るのは要注意。
糖分を急激に摂取すると血糖値が激しく上下し、これもまた脳のパフォーマンスを落としてしまいます。
仕事であれ日常生活であれ、質の高い時間を送るため脳の力を発揮するためには食事生活の改善が不可欠です。

スポーツ選手であれば万全の体調で試合に臨むように努めるものですが、私たちは毎日の仕事に対し脳を万全の状態に保つことに努める必要があります。
石川三知氏は16年にわたりオリンピック選手団を食事面からサポートしてきました。
食事を変えることで、体や脳に大きな変化をもたらすことができるといいます。

ここぞという場面でのプチトマト

会社でのプレゼンが迫る場面。
1か月間、練りに練った企画を発表する場面。
プレッシャーがかかるなか、ここぞという時に力を発揮したい場面があるでしょう。

心に負荷がかかるときにも、本来のパフォーマンスを発揮したい。
そんなときはプチトマトを食べましょう。

野菜には、その種類ごとに発揮する効果が違います。
プチトマトなどの「実のもの」にはプレッシャーのなかでもパフォーマンスを発揮したいときに効果的です。

逆に芋などの根菜類「つちのしたにあるもの」は食物繊維が多く、消化吸収に時間がかかります。
その分、リラックスして休みたいときに効果的だといえるでしょう。

ダイエットや減量を行いたい、エネルギッシュに動きたい。
そんなときにはホウレンソウなどの「葉のもの」です。
植物の栄養生産をつかさどる葉のものは、エネルギー補給に最適です。

「実のもの」「葉のもの」「つちのしたにあるもの」をバランスよく取り入れながら、シーンや効果に応じて食べることが脳を操るカギになります。

よく噛んで食べよう、は大正解

食べるものだけではなく、食べ方にも工夫が必要です。
朝のバタバタした時間帯、お店が混んでいたため終了時間の迫ったお昼休み、追われるようにご飯を食べた経験はないでしょうか。

食べ物は食事をした瞬間から排出まで、胃や腸といった消化器官を通ります。
粗食により砕かれた食べ物は消化酵素の働きにより各消化器官で分解されます。
ところが早食いなどで噛む回数が不十分だと消化酵素が十分な働きができず、消化が非効率になります。

さらに悪いことに消化酵素の分泌などは自分たちでコントロールできるものではなく、早食いをした分は胃や腸に余分に頑張ってもらう、ということはできません。
だからこそ噛む回数にこだわる必要があります。
具体的には一口につき最低でも15回程度、できれば30回程度の咀嚼が望ましいとされています。

また、噛むことにより脳が「食べるモード」に切り替わり、効率よく栄養摂取ができるのです。
脳の切り替えにより体も食べ物を受け入れる体制を整え、結果として体調などへも好影響がうまれます。
ドカ食い、早食いはやめて1度に最低15回の咀嚼をぜひ試してみましょう。

疲労には甘酒がおすすめの訳

疲れが溜まったときに栄養ドリンクを買って飲むビジネスパーソンも多いでしょう。
とっておきの栄養ドリンクをご紹介しましょう。
それはズバリ「甘酒」です。

意外に思うかもしれませんが甘酒は昔、現在の栄養ドリンクやスポーツドリンクにような用途で飲まれていました。
9種類もの必須アミノ酸が含まれ、豊富なビタミンB群を含む甘酒はしばし「飲む点滴」に例えられるほど。

実際、石川三知氏が疲労の激しい陸上選手に勧めたところ、疲労回復効果がみられたそうです。
試合や練習ごとに何十キロという距離を走り、疲労回復を課題にしていた陸上選手にも甘酒は強い味方になります。

甘酒特有のドロっとした感触が苦手なひとは、青汁や炭酸で割るのがおすすめです。
連日の残業、繁忙期による疲労、週末は疲れ切って昼までぐったり。
そんな人はぜひ栄養ドリンク代わりに甘酒を飲んでみましょう。

食事を変えて、脳にハイパフォーマンスを

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いかがでしたでしょうか。
食生活から脳をコントロールし、仕事や日常生活を向上するヒントがあったと思います。
私自身、極度の偏食や生活習慣の乱れで脳のパフォーマンスを落とすことが多くありました。

そんなとき、食事から脳の働きを向上させる「世界のピークパフォーマーが実践する脳を操る食事術」をヒントに食生活を変え、生活を向上させてきました。
普段の何気ない食生活から脳のパフォーマンスを操ることは確かに可能です。

忙しいときに限って早食いやドカ食い、偏食などを行ってしまうもの。
しかし、一度立ち止まってゆっくり食事をすることから始めてみてはいかがでしょうか。
食事に時間や工夫をすることは、巡り巡って仕事のパフォーマンス向上や効率化につながるでしょう。

自身の食事を見つめなおして、アスリートが体のパフォーマンスを引き出すように脳のパフォーマンスを十分に発揮しながら仕事や日常生活を送りたいですね。

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